いま話題の「RAMブースト機能」 過去モデルにも搭載されてました。

2024年に入ってから、モトローラのスマホで見かけるようになった「RAMブースト」。

仮想かそうメモリ”とも呼ばれており、画像などデータを保存する内部ストレージを一時的にメモリにまわす機能のことです。

moto g53j 5GのRAMブースト設定画面。追加で2GBの仮想メモリを生成できる

このメモリ容量が大きいほど、多くのアプリやシステムを同時に動かすことが可能です。

この機能は、2023年末に中国で発表された「moto g34」を筆頭に、多くのモデルで強調されるようになりました。

2024年3月22日に日本で発売の「moto g24」も、RAMブースト機能を搭載。

性能がひかえめなエントリーモデルながら、8GB+8GB=16GBの大容量メモリが可能となっています。

さて、そんな便利な機能ですが、実はモトローラの過去モデルにも搭載されているんですよね。

さっそくチェックしていきましょう。

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RAMブースト機能があるMotoスマホをチェック

この機能があるかどうかの確認は以下の手順です↓

  1. [設定]をタップ
  2. [システム]をタップ
  3. [パフォーマンス]をタップ
    ※この項目ない場合はブースト機能はありません

RAMブースト設定画面までたどり着くと、どの程度メモリを増やせるのかが分かりますよ。

それでは、さっそく過去モデルの状況を見ていきましょう。

当メディアで所持しているモデルと、2023/3発売のmoto g24のみの確認です。
それ以外のモデルは記載していませんのでご注意ください。

モデル名(発売年)通常メモリブースト仮想メモリ数合計メモリ数
moto g13
(2023/4発売)
4GB××4GB
moto g24
(2024/3/22予定)
8GB8GB16GB
moto g32
(2022/9発売)
4GB1GB5GB
moto g53j 5G
(2023/6発売)
8GB2GB10GB
moto g52j 5G
(2022/6発売)
①6GB
②8GB
1.5GB①7.5GB
②9.5GB
edge 20
(2021/10発売)
6GB1.5GB7.5GB
edge 20 FUSION
(2021/10発売)
6GB1.5GB7.5GB
edge 40
(2023/7発売)
8GB2GB10GB
※moto g52j 5Gは初代が6GB、第2・3世代は8GBです

当メディアで所持している7モデルの内、6モデルがブースト機能に対応していました。

合計メモリが一番大きくなるのは2024年モデル「moto g24」ですが、過去モデルもそれなりにメモリを増やせることが分かりました。

さて、これで当ページの役割は終了となりますが、モデルの紹介も含めて見ていきます。

moto g24(3/22発売)|コスパ性がよくなったエントリースマホ

このページ作成時ではまだ発売されていない、新モデルのmoto g24。

スマホの中でも性能がひかえめな”エントリーモデル”ですが、昨年(2023)の同性能モデルmoto g13と比べてコスパが良くなっています。

RAMブーストの火付け役ともなるmoto g24は、メインメモリ8GB+8GB追加で合計16GBが可能

他モデルを大きく突き放す数値が魅力的です。

そもそもの性能がひかえめなので、負荷のかかるゲームやアプリは難しいですが…

SNSやネット検索、動画閲覧、サクッとできるゲーム程度であれば、複数アプリを同時に開いてもスムーズに楽しむことができるでしょう。

価格も20,800円(税込)とおトクなので、格安スマホを検討している方はチェック必須です!

moto g32|動画や音楽をより楽しめるエントリーモデル

2022年9月発売のmoto g32。

現在販売されているエントリーモデルの中で、一番画質と音質が優れているスマホです。

メインメモリは4GBと少し不安が残りますが、RAMブーストで1GBの追加ができます。

moto g32のRAMブースト設定画面

実のところ、そこまで凝った使い方でなければ、メモリは4GB程度でも十分とのこと。

ただ、やはり多いに越したことはないので、内部ストレージに余裕があれば設定しておきたいところです。

moto g53j 5G|高性能エントリーモデル

2023年6月発売のmoto g53j 5G。

エントリーモデルの中でも高い性能ほこり、5Gやおサイフケータイにも対応した便利なスマホです。

通常メインメモリは8GB、そしてRAMブーストで2GB追加できるので、合計10GB

moto g53j 5GのRAMブースト設定画面。追加で2GBの仮想メモリを生成できる

2024年も活躍が期待される1台で、最新のAndroid™ 14にアップデートが予定されています。

エントリーモデル&高機能で定価34,800円(税込)は、かなりおトク!!

moto g52j 5G|日本市場進出を決めたジャパンモデル

2022年6月発売のmoto g52j 5G。

モトローラが本格的に日本市場へ参入するきっかけとなったモデルで、昨年(2023)は第2世代・第3世代も登場しているほど人気な1台です。

メインメモリは世代によって異なり、第1世代は6GB、第2・3世代は8GBです。

RAMブーストは1.5GBまで対応しているので、初代は7.5GB第2・3世代は9.5GBまで拡張できます

初代moto g52j 5GのRAMブースト設定画面。6GBに仮想メモリ1.5GB追加可能
初代moto g52j 5Gの設定画面

Andoroid™バージョンの更新が終了し、本機の使用期限は少しずつ近づいています。

2024年には後継機となる「moto g54」の登場が予想されているので、買替かいかえを検討している方は情報を待つのもいいかもしれませんね。

edge 20/edge 20 FUSION|2021年発売のモデル

2021年10月に登場した「edge 20」と「edge 20 FUSION」。

すでにアップデートのサポートは終了し、当メディアでは性能測定用としてのみ紹介しています。

この2台は、どちらもメインメモリが6GB。

RAMブーストは1.5GBまで対応しています。

edge 20のRAMブースト設定画面。メインメモリ6GBに、追加で1.5GB対応
edge 20の設定画面
edge 20 FUSIONのRAMブースト設定画面。メインメモリ6GBに、追加で1.5GB対応
edge 20 FUSIONの設定画面

edge 20シリーズはそこそこ好評モデルだったので、サポート終了は非常に残念…。

後述のedge 40や、後継機に期待しましょう。

edge 40|コンパクト&高性能の「全部盛り」スマホ

2023年7月発売のedge 40。

今回紹介した中で一番高い性能を持つ”ミドルハイ”クラスで、持ちやすいサイズと高い性能が特徴の1台です。

通常のメインメモリは8GB。そしてRAMブーストで2GB追加することが可能です。

edge 40のRAMブースト設定画面。メインメモリ8GBに、2GB追加できる

日本史上初の「カーブディスプレイ」搭載とうさいモデルで、スタイリッシュな一面は魅力的。

サポートも2027年まであるため、今後も活躍が期待できます。

2024年夏ころには、後継機となるedge 50シリーズの発売がウワサされています。

どんなモデルになるか注目していきましょう。

困ったときの便利機能:RAMブースト

以上、本機能についてお伝えしてきました。

基本的に、メモリはよほどディープな使い方でなければ不足することはないと考えられます。

ただ、『原神』など高負荷なゲームは1GB~2GB消費するため、100%大丈夫かと言われると微妙なところ。

仮想メモリを使用してでも、容量に余裕よゆうは持たせたいところです。

ぜひブースト機能をうまく使って、快適なスマホにしていきましょう。

読者さんのスマホは、メモリはどうなっていますか?

ぜひコメント欄にて、お気軽に教えてください!

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  1. 匿名 より:

    Edge40は今見たら8GB拡張可能でした

    • もとふぉん もとふぉん より:

      >匿名さん
      コメントありがとうございます!!
      edge 40もひっそりブースト機能ついてましたね…!!
      今後のモデルも楽しみです~

  2. Keitan924111 より:

    moto g24はよく言えばローエンド帯で平均的、悪く言えば平凡といった感じですからね…既存デバイスですでにある機能でも独自性としてアピールポイントとしないとマーケティング的には厳しかったのかもしれませんね。仮想メモリで容量増やすよりかはメモリ使用量の効率化、最適化がされるのが最良ですが、なかなかそうはいきませんからね。いちユーザーがとやかくいうことではないかもしれませんが。

    • もとふぉん もとふぉん より:

      >Keitan924111さん
      本日もコメントありがとうございます!
      そうですね、やはり目に見えて「これが便利ですよ!」と言えるものでないと宣伝としては薄くなってしまいますもんね。
      今回は本体カラーが魅力的だったこともあるのでまだ許容範囲かなと考えてます。
      来年春のエントリーモデルは、ガラッと印象が変わるようなモデルを期待したいですね。
      私たちの声がモトローラに届くことを願いましょう!

  3. Keitan924111 より:

    仕様っぽくブースト足したRAM容量書いてないのは良心的ですね。最近よくある格安Androidタブレットでよくある手法ですが、そういう余計な事してないのはGoodです。
    ただ、私自身ROM転用機能否定派なので信者の私でも若干懐疑的というか否定的な印象です。ROMの速度ってどうしてもRAMより劣るので、容量を追加したところで速度が追いついていないと結局足を引っ張るハメになりますから、そこまで体感上の差があるのか?という風に疑問に思いますね。元が3GBとかなら効果あるかもしれませんが、ストレージ削ってまで8GBから拡張させてもあまり意味ない気がします。ゲームだとメモリ速度も重要ですからね。もちろんこれが全てだとは言わないので私が見つけていない用途で何か良さげな事もあるかもしれません。

    • もとふぉん もとふぉん より:

      >Keitan924111さん
      コメントありがとうございます。
      RAMブースト、多方面であまり良い評判でないのを承知の上で記事にしました。
      というか、ブランドによってはブースト分を含んだRAM表記があるってマジですか…?!
      それってけっこうヤバいですよね…。モトローラがしっかり表記してくれていてホッとしました…。

      たしかに、RAM4GBとかであれば効果は見込めたのかもしれませんが、moto g24はそもそも8GBですものね。
      「その機能必要ないんじゃ…」と思うのもムリはありません。
      どうなんでしょうか?ブーストをウリにしないと他にプッシュするものがないとかそんな感じなのでしょうか??
      moto g24、ブースト抜いたらmoto g13ですよね……。

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