2022年6月に発売、モトローラmoto g52j 5G。
何をとっても不足がない、安定したスペックのミドルレンジスマホだ。

ちなみに本機は、モトローラ初(?)の日本向けモデルとしてリリース。
待望のおサイフケータイ対応スマホということで、発売時にネットを賑わせたのは記憶に新しい。
ちなみに2023年12月現在、moto g52j 5Gは3種類。
違いはメモリとストレージ容量のみ、どれも普段づかいユーザーにおすすめだ。
- moto g52j 5G(定価39,800円)
- moto g52j 5G Ⅱ(定価40,800円)
- moto g52j 5G SPECIAL(定価41,800円)
(2023/12更新)
格安SIMのIIJmioでmoto g52 5G Ⅱが23,800円(税込)!
のりかえだと9,980円(税込)で買える!
高評価が多かった「サイズ感」と「ワイド画面」
moto g52j 5Gは、とにかくデカい。
高さ171mm・幅76.8mmは、ここ数年のMotoスマホでは一番の大きさだ。
他モデルと大きさを比較してみると、頭1つとびぬけているのが分かる。

もちろん、ディスプレイの面積も広い。

コンパクトなedge 40やmoto g32と並べると、moto g52j 5Gの大きさたるや。
しかし見やすさの面で言えば、このワイド画面は人気の秘訣だ。

実際に持ってみると、さらにその大きさを実感できた。
付属のケースなしでも、指の第一関節を覆うほど横幅がある。

また、スマホ本体の厚さ(9.1mm)も大きさを感じる1つの要因だ。

本体サイズの大きさを少しでもイメージすることはできただろうか?
人によっては「大きいのはちょっと…」となるかもしれない。
だが、コンパクトなモデルと違って「スマホをしっかり持っている」という感覚の強さ。
個人的にこの感覚は悪くないと思っている。
ポケットin時の圧迫感はたしかにあるが、スマホを持っているという安心感。
そして、小さいより大きいほうがいいという価値観にmoto g52j 5Gはぴったりかもしれない。
他ユーザーの口コミで参考になるものをピックアップしてみた↓



「持ちづらい…」と言ったコメントも見受けられたのも事実。
だが、極端に手が小さいユーザーでなければ不便は感じないだろうと筆者は考えている。
モトローラを代表するにふさわしい”普段づかい”スペック
moto g52j 5Gのよさは、ワイド画面だけではない。
国内モトローラスマホの”顔”になるだけあって、多くのユーザーに寄り添った性能を持ち合わせている。
次は、それらスペックを他モデルと比較しながら見ていきたい。

moto g52j 5Gのスペックはこちら↓
プロセッサー | Snapdragon™ 695 5G |
メモリ/内部ストレージ | ①第1世代:6GB/128GB ②第2世代:8GB/128GB ③第3世代:8GB/256GB |
外部メディア | microSD最大1TB |
ディスプレイサイズ | 6.8インチ フルHD+ LCDディスプレイ |
リフレッシュレート | 120Hz |
カメラ | 5,000万画素メイン(f/1.8) 800万画素超広角+深度センサー(f/2.2) 200万画素マクロ(f/2.4) 1,300万画素インカメラ(f/2.2) |
オーディオ | 3.5mmヘッドセットジャック モノラルスピーカー Dolby Atmos対応 |
バッテリー | 5,000mAh 15W TurboPower™対応 |
5G | ○ (※docomo回線はエリア縮小) |
おサイフケータイ/NFC | ○/○ |
防塵・防水 | IP68相当(耐水○) |
プロセッサー|普段づかいには十分な性能
まずは”スマホの頭脳”と呼ばれて久しいプロセッサーだ。
このチップの性能次第で、スマホの評価が下されると考えていいだろう。
moto g52j 5GはSnapdragon™ 695 5Gを搭載。
最先端をいくものではないが、かといって低すぎるわけでもない。
それこそ普段づかいレベルの性能ということになる。
Antutuベンチマークというソフトで性能を点数化した結果がこちら↓

このスコアの高さを、筆者が持っている他モデルと比較してみる。
モデル名 | 総合スコア | CPU | GPU | MEM | UX |
edge 40 | 755310 | 233767 | 190374 | 156964 | 174205 |
edge 20 | 621794 | 209599 | 149349 | 117476 | 145370 |
moto g52j 5G | 449788 | 151236 | 83604 | 96588 | 118360 |
edge 20 FUSION | 441556 | 139259 | 90066 | 95132 | 117099 |
moto g32 | 316222 | 109445 | 40946 | 92034 | 73797 |
moto g13 | 272610 | 88062 | 39127 | 67649 | 77772 |
ちなみに2023年12月時点でモトローラを代表する11モデルの中では、6番目にスコアが高い。
とくにゲームでは、『原神』などグラフィック豊かなゲームを除けば快適プレイができる。
下記ゲームがストレスなくプレイできたのは確認済みだ。
- ディズニーツムツム
- ワンピース バウンティラッシュ
- プロ野球スピリッツA
- Call of Duty モバイル
メモリ/ストレージ|ミドルレンジスマホにふさわしい容量
最初のほうでmoto g52j 5Gは3種類あるとお伝えしているが、その違いはメモリとストレージ容量にある。
世代 | 定価(税込) | メインメモリ | 内部ストレージ |
moto g52j 5G | 39,800円 | 6GB | 128GB |
moto g52j 5G Ⅱ | 40,800円 | 8GB | 128GB |
moto g52j 5G SPECIAL | 41,800円 | 8GB | 256GB |
加えて、どのモデルもmicroSDは最大1TB(別途購入)まで拡張可。
2023年11月に発売されたmoto g52j 5G SPECIALは、ハイエンドモデル並みの容量を搭載。
写真の撮影が多いユーザーでも安心して使えるはずだ。
尚、初代と第2世代に関しては、大幅に値下げされているネットショップも多い。
容量と価格を見比べて、ご自身に合った世代を選んでいただければ幸いだ。
リフレッシュレート|目にやさしく、スクロールもなめらか
画面のなめらかさを意味するリフレッシュレート。
moto g52j 5Gは、モトローラスマホの中でも画面が”ヌルヌル”な120Hzだ。
画面をスクロールしたり、ゲームプレイ時にその良さを実感できるだろう。
下記のようにコメントは高評価が多かった。


ここで、筆者が使っているedge 20 FUSION(リフレッシュレート90Hz)と比較したシーンをご覧いただきたい。
動画では90Hzも120Hzもあまり変化は感じられないが……
肉眼だと、moto g52j 5Gのほうがなめらかにスクロールできるのが分かった。
もちろん90Hzのedge 20 FUSIONもストレスなく画面を見れるが、やはりレートが高いに越したことはないだろう。
尚、リフレッシュレートは高いほどバッテリーの消耗が激しくなる。
電池残量が気になるユーザーは、レートの値を低めに設定するといいだろう。
カメラ|普段づかいとしては申し分ない画質
moto g52j 5Gで唯一低評価が目立ったカメラ性能。
値を見る限り悪い要素はなく、メインカメラの絞り値(f/1.8)も評価できそうだが…。

気になる口コミを見てみよう。


実際に撮影した画像を、edge 20 FUSIONと比較してみよう。
スライダーを操作してどれほど差があるか確認していただきたい。
(サイズ縮小につき若干の画質劣化あり)


1億800万画素のedge 20 FUSIONと、5,000万画素のmoto g52j 5G。
画質そのものはとくに差がなく、葉っぱの画像はキレイに写っているのがよく分かる。
次を見てみよう。


このキリンの画像では、画質に差が出ているのが分かるだろうか?
キリンや建物がはっきり写っているのは、edge 20 FUSIONのほうだ。
さらに、ズーム(×1.5)したときの画像もそれぞれ見ていこう。


ズームしたとき、サイの皮膚のザラザラまで分かるのもedge 20 FUSIONだ。
moto g52j 5Gも悪くはないが、比較するとどうしてものっぺり感が出てしまう。
ということで、筆者が2つのカメラを比較して分かった結論としては…
画質はカメラに特化したedge 20 FUSIONのほうが優れている、ということ。
しかしながら、moto g52j 5Gがダメかと言われればそんなことはない。
実際に撮影するときも不便は感じないし、こだわりがなければ画質は十分だ。
オーディオ効果|ヘッドセットで幅のある音を楽しめる
moto g52j 5GはDolby Atmosに対応している。
スマホから出る音に幅や奥行きが出て、臨場感を得られるのが特徴だ。
たとえばAmazon Music UNLIMITEDでは、スマホがドルビーアトモス対応でなくても、ドルビーアトモスの音を楽しめるような調整が自動で入る仕組みになっている。
しかし、moto g52j 5Gのようにドルビーアトモスに対応したスマホであれば、より臨場感あふれる音を楽しめるのも事実だ。
音楽が生活の一部になっているユーザーであれば、うれしい機能に間違いはない。
尚、moto g52j 5Gはモノラルスピーカーだ(惜しい…)
ドルビーアトモスを楽しむにはイヤホンやヘッドホンが必須。
おサイフケータイ|待望のおサイフケータイ搭載モデル
冒頭でもお伝えしたとおり、moto g52j 5Gはおサイフケータイ対応モデル。
本体背面の右側にマークが入っている。

このマークの部分を、該当の端末にかざすことでタッチ決済できる仕組みだ。
別モデルedge 40のだが、実際に自販機で使った動画があるので参考にしていただきたい。
よくSuicaやPASMOで電車に乗ったり、お店でおサイフケータイを使うユーザーにとっては必須機能と言える。

上記のように「読み取りづらい」というコメントもちらほら。
ただし、読み取り位置が他のスマホと異なるだけで、慣れれば不満を感じることはなさそうだ。
ネット回線(5G・Wi-Fi)
moto g52j 5Gは、その名の通り5Gに対応。
通信速度に関しては4Gでも不便はないが、少しでもスペックを求めるユーザーには捨てられない要素の1つかと思われる。
いっぽうで肝心なのは次のコメントだ。

ソフトバンクやau回線であれば5G利用エリアが増えるが……
モトローラのスマホはdocomo回線の周波数帯「n79」に対応していない。
その影響で、5Gを利用できるエリアが限定される。
5Gの恩恵が少なくなるため、格安SIMを含め、docomo回線ユーザーは頭に入れておきたい。
付属品・その他
moto g52j 5Gの付属品や、その他機能についても少し触れておこう。

残念ながら、ワイヤレス充電には対応しておらず、注意が必要だ。


付属品は、スマホカバーとSIM取り出しピンが同梱。
しかし、ACアダプタや充電ケーブルは入っておらず、保護フィルムも貼られていない。
(追記2023.12.4)
第3世代のmoto g52j 5G SPECIALは、購入時にチャージャーとケーブルが同梱されている。
TypeCケーブルを持っていなければ、別途で購入が必要となるので覚えておこう。
顔認証・指紋認証/Motoアクション
他メーカーと同じような顔認証と指紋認証システム。
また、手をふってライトをつけたりなどの機能が備わったモトローラ独自の「Motoアクション」という設定項目がある。
詳細は該当のページを見ていただければと思うが、下記コメントように使い勝手はいいほうだろう。

スマホを持っている手を2回振るとライトON。
モトローラスマホのこのジェスチャー機能は筆者もよく使っている。
慣れるまで時間はかかったが、片手がふさがっているときには重宝するのでおススメだ。


レビューを見ていると、運悪く初期不良(?)のスマホに当たったユーザーも見受けられた。
もちろん、そういった不運は少数に限られると考えられる。
だいたいのユーザーは問題なく使用できるのではないだろうか。
【2023.12】moto g52j 5Gを買うならどこがいい?
ここまではmoto g52j 5Gの性能を紹介してきた。
ところで…実際に本機を買うとしたら、どこが一番おトクだろうか?
まず一番おススメしたいのは、”格安SIM”を提供しているIIJmio(アイ・アイ・ジェイミオ)だ。
条件はあれど、おそらくどこを探してもIIJmioよりおトクに買えるところはないだろう。
- のりかえ購入で…
9,980円(税込)※2023/12現在 - IIJmioで本体のみ購入⇒23,800円(税込)
第2世代となる「moto g52j 5G Ⅱ」が、なんと9,980円。
スペックが低いエントリーモデルより安く買えるため、コスパは爆上がり。
IIJmioへのSIMのりかえが条件となるが、スマホ代節約を大切にしているならぜひおススメだ。
また、総合ショップサイトでも安値で販売されるようになってきた。
Amazonや楽天をヘビーに使っているなら、一度覗いてみてもいいだろう。
※2023年11月現在の参考価格
Amazon⇒約29,000円(税込)
楽天市場⇒約28,000円(税込)
ぜひ、ご自身が一番おトクだと感じるサイト(ショップ)で買っていただきたい。
モトローラのスマホを楽しもう
moto g52j 5Gのレビューをしてきたが、何か心をくすぐる項目はあっただろうか?
このページに関する質問やご意見を、ぜひ下のコメント欄に気軽に入力してほしい。
また、モトローラについてもっと知りたい!というユーザーは、ぜひ下記のページも参考にしてはいかがだろうか?
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>モトローラのスマホでは初となる「おサイフケータイ(Felica)」機能が備わったg52j 5G。
(そもそも存在があまり知られてないみたいですが)10年以上前にソフトバンクから出てたRAZR M201Mはおサイフケータイ付きでしたよ
コンパクトでとても使いやすいスマホでした
g52jが出て、久々にモトローラに戻ってきました
>元M201M→現g52jユーザさん
コメントありがとうございます!!
おぉ!なんと以前にもあったんですね…大変失礼いたしました。
モトローラに回帰されたとのことで、愛を感じました!!
もっともっと、おサイフケータイつきの機種が出てほしいですね。