- 軽い!うすい!スタイリッシュ
- 高性能なミドルハイクラス
- 性能>価格だからコスパがいい
2023年7月に登場したモトローラスマホ「edge 40」

まさに”良いとこどり”な1台で、国内SIMフリースマホ界の風雲児と言いたい(個人的に)!
筆者も発売日とほぼ同時期から使用しているが、それくらい使い勝手がいいと感じている。
さっそく、優れた点・少し惜しい点などを踏まえて徹底的にレビュー。
当モデルの情報をチェックしていこう。
ちなみにedge 40は、格安SIMのIIJmioでおトクに買えた。
電話番号を引き継いで乗換えして64,800円⇒39,800円(税込)
※端末のみの購入は57,800円(税込)
edge 40|コスパ最強のミドルハイクラス
スペックはこちら↓
本体価格 | 64,800円(税込) |
サイズ(高さ×幅×厚さ) | 158.43mm×71.99mm×7.58mm(最薄部) |
重さ | イクリプスブラック:約171g ルナブルー:約167g |
プロセッサー | MediaTek Dimensity 8020 (Antutuスコア:約82万点) |
メモリ/内部ストレージ | 8GB/256GB |
外部メディア | – |
ディスプレイ | 約6.55インチ フルHD+ カーブディスプレイ(有機EL) |
リフレッシュレート | 144Hz |
カメラ | 5,000万画素メイン(f/1.4) Omni-directional PDAF 1,300万画素超広角120°+マクロ(f/2.2) LEDフラッシュ 3,200万画素インカメラ(f/2.4) |
オーディオ | ・デュアルステレオスピーカー ・Dolby Atmos対応 |
バッテリー/チャージャー | ・バッテリー4,400mAh ・TurboPower™ 68W急速充電 ・15Wワイヤレス充電(Qi)対応 |
おサイフケータイ | 対応 |
5G/Wi-Fi | 5G対応/Wi-Fi6対応 |
防塵・防水 | IP68 |
まず一言添えるならば…「え?こんなにコスパいいの?」である。
64,000円という価格は高く感じたが、スペックと比較するとかなりおトクだ。

ちなみに、プロセッサーはedge 30 pro(約85,000円)のほうが高性能だ。
edge 40のほうが価格が下がるのは、そこが理由と考えることもできる。
しかし、それでもスペックとしては十分。
むしろ他の性能も格段に上がっているから、コスパは確実によくなっている。
①スタイル|スリムな見た目!軽くて持ちやすい!
もはや身体の一部とも言えるスマホ。
だからこそ、スタイルもこだわりたいユーザーは多いように感じている。
edge 40はというと…モトローラの中でもコンパクトで持ちやすいのが特徴だ。

筆者もその扱いやすさにはかなりの衝撃があった。
手に持ったときやデニムのポケットに入れたときの「あ、これはいいわぁ…」という安心感は計り知れない。
いや、むしろ軽すぎて不安になってしまうほど…!
(これは褒め言葉)


別モデルと比較もしてみよう。
edge 40がとてもコンパクトなのがよく分かるかもしれない。

具体的なサイズで比較すると↓
- moto g52j 5G|縦171mm×幅76.8mm
- edge 20 FUSION|縦166mm×幅76mm
- moto g32|縦161.7mm×幅73.8mm
- edge 40|縦158mm×幅72mm
同じedgeシリーズの「edge 20 FUSION(2021発売)」と並べて比較してみる↓

厚みも比較してみよう。
ぱっと見た感じは同じくらいだが、やっぱりedge 40のほうが持ちやすかった↓

ワイド画面がウリのmoto g52j 5Gと、握り具合を比較。
edge 40は画面がコンパクトだから、握りやすさの面でも評価は高い。

さて、edge 40のスタイルではボディカラーも見逃せない。
ここまでの画像のとおり、筆者が使用している「ルナブルー」

もう1つは、「イクリプスブラック」の2色だ。
モトローラと言えば、濃紺かシルバーのイメージが強い印象がある。
そのどちらでもなく、性別や世代関係なく楽しめそうなシャープな水色。
筆者はこのカラーにグッと惹かれたが…どうだろうか??

ちなみにイクリプスブラックは素材の関係上、約171gと少し重さが増えている点は押さえておきたい。
②ディスプレイ|これを待ってた!「エンドレス エッヂ ディスプレイ」

edge 40は、国内モトローラスマホでは初となるエンドレス エッヂ ディスプレイを搭載。
筆者は、本体側面まで伸びるこのカーブディスプレイに「スタイルの良さ」や「おしゃれさ」を感じているが、いかがだろうか↓

国内のedgeシリーズは、フラットなディスプレイが一般的だった。
edge 40にして初のカーブディスプレイ登場には心が躍る。
また、”画面ヌルヌル”の度合いを示すリフレッシュレートは144Hz。
国内モトローラスマホでは2番目に高い値で、スクロールもゲームも滑らかで目に優しい。
ディスプレイについては、文句のつけどころはなさそうだ。
③プロセッサー|ゲームは多くのタイトルが快適にプレイできる

edge 40では、多くのゲームを高画質・高フレームレートで快適にプレイできそうだ。
下の動画は『Call Of Duty Mobile』のプレイ動画。余裕で楽しめた。
『原神』のような、一部グラフィック豊かなタイトルは画質を少し下げる必要がありそうだが…
それでもプレイ自体に支障はないと考えられる。
その証拠(とは言っても参考程度だが)に、検証アプリでは高いスコアが確認できた。

ちなみにこのスコアの高さはゲームプレイだけではなく、アプリ起動の早さにも関係してくる。
実際に他モデルと比べてみたが、たしかにアプリがすぐに立ち上がり、ストレスはほとんど感じない。
edge 40のプロセッサー「MediaTek Dimensity 8020」
ハイエンドモデルに迫るスペックの高さは、まさに折り紙つきと言えるだろう。
④メモリ/内部ストレージ|満足の容量。ストレージ不足分はクラウドで。
edge 40はメインメモリ8GB、内部ストレージは256GBを搭載。
国内のミドルハイクラス(ミドルレンジ)としては満足な容量となっている。
メインメモリについては、よほどスマホで高度なことをしなければ十分。
ストレージも、激しく写真や動画を撮影しなければすぐには不足しないだろう。
尚、edge 40はmicroSDの挿入ができない。
もしデータが入りきらないようなことがあれば、クラウドサービスの利用を推奨。
⑤カメラ|撮影がより便利になった
edge 40のカメラ性能を見ていこう。

画素数はモトローラらしい「5,000万画素」が健在。
またアウトカメラは3眼⇒2眼となり、深度センサーがなくなっている。


1つ大きな変化があったのは絞り値(f/○○)だ。
これまでのモデルはメインカメラの絞り値がf/1.8~2.0あたりだった。
それがいきなりf/1.4まで性能が上がり、単純な値だけならiphoneに負けていない。
光の取り込みが大切な夜間の撮影にも強くなったのはかなりデカい。
edge 40で撮った画像をチェック
実際に過去モデルedge 20 FUSION(10,800万画素)との比較をしていこう。
スライダーを横に動かしながらチェック!








どちらで撮影した画像が好みだろうか?
まず1つ言えるのは、全体的な画質に大きな差は感じられないこと。
edge 40はカメラがウリのモデルではない。
しかしながら、カメラ特化のedge 20 FUSIONに引けを取らない画質は十分に評価できる。
むしろmoto g52j 5Gや、mot g32といった他の5,000万画素モデルよりも優れている点を考えれば…
edge 40はかなり優秀ではないだろうか。
ちなみに、肉眼で見たときの色合いに近いのは…edge 20 FUSIONのほうだ。
これは10,800万画素カメラを持つedge 20 FUSIONに軍配が上がりそうだが、しかしこの辺りはさして問題にはならないと感じている。
(夜間撮影のほうは後日追加予定・・・・・)
便利になったポートレートモード
背景にぼかしが入ることで、プロが撮影したような画像になるポートレート。
ここもedge 20 FUSIONと比較して見ていきたい。


ポートレートモードはぼかしの度合いは自由に変更できる。
上の画像ではedge 40のほうのぼかし度合いが低いが、そこは悪しからず…。
ところで、edge 40のポートレートモードは、edge 20 FUSIONにはないうれしい機能が↓

1タップでかんたんに切り替えができるのでおすすめ!

手ぶれ補正でビデオ撮影も文句なし
カメラだけでなく、ビデオ撮影も合格点だ。
4K画質での撮影や、手ぶれ補正モードなど…うれしい機能が含まれており、ストレスはほとんど感じない。
とくに手ぶれ補正モードは、個人的にかなり感動したので見比べてみてほしい。
左が手ぶれ補正なし、右が手ぶれ補正ありだ。
⑥おサイフケータイ|スムーズに使えてストレスなし

モトローラのスマホでも少しずつ増えてきた”おサイフケータイ”対応モデル。
edge 40も対象で、suicaや楽天Edyでチャージができていれば、レジや自動販売機でかざすだけで会計ができる。
筆者も自動販売機でタッチ決済をやってみた↓
使いにくさはなく、付属の透明ケースをつけていてもしっかり反応してくれた。
尚、おサイフケータイの設定や残高の確認なども手間はかからない。
画面を上から下にスクロールしたときのスライドメニューより「ウォレット」を選択すればOK。

もちろん、おサイフケータイ各サービス(楽天Edyとか)ごとのアプリからチェックしてもいいだろう。
いずれにせよ、使い勝手はかなりいいと感じている。
⑦バッテリー|4,400mAh/68W急速充電に対応

edge 40のバッテリー持ちは、筆者の体感としては可もなく不可もなく。
ゴリゴリに長持ちするわけではないが、かといって不安になるほど減りやすいわけでもない。
あえてサゲた評価をするなら「一般的」だが、安心して使えるという意味では及第点ではないだろうか。
いっぽうで、edge 40の充電時間は驚くほど速い!
前モデルedge 30 proと同様の68W TurboPower急速充電により、あっという間にバッテリー100%まで持ってきてくれる。
家庭用コンセントで、どれくらい充電が早いか検証してみた結果は…↓

この調子だと、0%から100%までのフル充電でも1時間あれば終了できる。
充電については、大きなストレスを感じなくても良さそうだ。
尚、68W TurboPowerチャージャーとケーブルは付属されている。
わざわざ急速充電チャージャーを買わなくてもOKだ。

⑧オーディオ|安定のステレオスピーカー & Dolby Atmos対応だが…

edge 40のオーディオについては下記2点があるのでOK。
- ステレオスピーカー搭載
⇒スマホの上下から音が出るから広がりやすい - Dolby Atmos対応
⇒各コンテンツごとに最適な音を出してくれる
モノラルスピーカーと比べて、動画も音楽もより楽しみが増える。
そのいっぽう、「惜しい!」と感じるところもあった。
包み隠さずレビューしていきたい。
動画再生時に「キーン」と雑音が入る現象あり
これは筆者のedge 40ならではの不具合の可能性もある。
筆者は動画配信サービス「Disney+」をスマホで見る機会が多い。
そして動画を見始めてから少しの間ではあるが「キーーン」という耳障りなノイズが目立つのだ。
気づいたらノイズは消えており、そこまで気にしてはいないが…
この「キーーン」がとても不快感MAXなのは言うまでもない。
尚、YouTubeではこの現象は起こっておらず…
あくまでDisney+のみで発生した現象だ。
ステレオスピーカーの弱点は・・・「低音」
これはedge 40に限らず、他のスマホでも言えること。
一方向にしか音が出ないモノラルスピーカーと違い、スマホを中心に360°音が広がるのがステレオスピーカーの一番の強みだ。
そんなステレオスピーカー、どうしても低音がチャカチャカしがちなのも特徴。
もちろんこれは大した問題ではない。
むしろガッツリと検証(というか聞き分け)して初めて気づく程度の微々たるもので。
「デメリット」というほどのことでもないのは先にお伝えしておきたい。
ただ、筆者のように音楽(とくにEDMとか)の”ズンズン”という低音や
好きなアニメキャラの低い声
こういった低音にこだわりがあるユーザーは、少し気になるかも??というところでレビューしておく!
⑨指紋認証|ディスプレイ内認証になり誤タップが減った!

筆者が地味にうれしいと感じた「指紋認証」を紹介したい。
edge 40は、過去モデルと異なりディスプレイタッチによるロック解除方式を採用。
これにより、意図しないアプリ起動やメッセージの誤送信が驚くほど減った。
デニムのポケットに入れるときのちょっとした悩みはこれで解消だ。
ちなみに、このページで比較対象となっているedge 20 FUSION。
こちらは電源ボタンに軽くタッチすることでロック解除となるシステムだったが、こちらは誤タップの可能性が極めて高かった。
指紋認証は些細なポイントかもしれない。
しかし、モトローラの過去モデルを使っていたユーザーであれば、より使いやすさを実感できるのではないかと考えている。
- edge 40でも指紋は複数登録できる!
両手の親指・人差し指を登録しておけばかなりスムーズ。 - 指紋認証だけでなく、顔認証ももちろんある!
(2023/9更新)
格安SIMのIIJmioでedge 40がおトク!
電話番号を引き継いで乗換えすると64,800円⇒39,800円(税込)
※端末のみの購入は57,800円(税込)
待ちに待ったミドルハイスマホ「edge 40」
最後に、edge 40は5G(ドコモ回線は恩恵少ない)、Wi-Fi6にも対応。
モトローラも少しずつ日本市場に力を入れてきており、おサイフケータイ対応モデルが増えてきた。
今作は、国内モトローラスマホの中でも非常に機能面が優れている。
スタイル/スペック/コスパ………
3拍子が揃ったかなり優秀なedge 40、ぜひ体験してみてはいかがだろうか。
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