モトローラ・モビリティ・ジャパンより、2023年6月16日㈮発売のmoto g53j 5G。
ライトユーザー向けの”エントリーモデル”ながら、普段づかいの「あったらいいな」が盛り込まれたSIMフリースマホ(5G対応)です。
モトローラの看板モデルmoto g52j 5G(2022)と同じくらい、高コスパなモデルと言ってもいいかもしれません。
エントリーモデルの進化が垣間見えたmoto g53j 5G。
当ページは本機のレビューをお送りします。
【とりあえず知りたい!】moto g53j 5Gのポイントまとめ
moto g53j 5Gは、普段づかい向けのエントリーモデル。
下記のような方におススメです。
「とりあえずメリット・デメリットが知りたい!」方は下記をご参照ください。
機能・スペックの全体像はこちら↓
スペック一覧を見る(タップして開く)
moto g53j 5G | |
サイズ(高さ×幅×厚さ[mm]) | 162.7×74.6×8.19 |
重さ(g) | 183g |
定価(税込) | 34,800円 |
プロセッサー | Snapdragon™ 480+ 5G |
メモリ/内部ストレージ | 8GB/128GB(g53j) 4GB/128GB(g53y,g53s) |
外部メディア | microSD最大1TB |
ディスプレイサイズ | 6.5インチ HD+液晶ディスプレイ |
リフレッシュレート | 120Hz |
カメラ | 5,000万画素メイン(f/1.8) 200万画素マクロ(f/2.4) 800万画素インカメラ(f/2.0) |
バッテリー | 5,000mAh |
オーディオ | ■3.5mmヘッドセットジャック ■ステレオスピーカー ■Dolby Atmos対応 |
5G | 対応 |
おサイフケータイ機能 | あり |
USBケーブル | USB-Type C |
それでは、具体的なレビューを見ていきましょう。
moto g53j 5G レビュー|他エントリーモデル2台と比較
今回は、同じエントリーモデルのmoto g13(2023/4発売)、そしてmoto g32(2022/9発売)の2台と比較しながら、moto g53j 5Gの魅力に迫ります。
ちなみに、この3台の中で総合的に性能がいいのはmoto g53j 5G。
エントリーモデルとしての使い勝手は高評価です。
こうやってレビューする身として、エントリーモデルの進化に驚きが隠せません。
2021年ころのミドルレンジモデルと言っても過言ではないのかも…??
さっそく、プロセッサーから比較します。
プロセッサー|ある程度ゲームもできる「普段づかい」スペック
“スマホの頭脳“と呼ばれて久しいプロセッサー。
ゲームプレイやカメラ画質にも影響を受けるので、スマホ選びでは必ずチェックしておきたい項目です。
そしてmoto g53j 5Gのプロセッサーは「Snapdragon™ 480+ 5G」
性能を点数化する「Antutuベンチマークスコア」は約400,000点という結果でした。
ここで、他2モデルのスコアも見ていきます。
moto g32は31万点、moto g13にいたっては27万点。
また他ブランドも含めて、これまでのエントリーモデルは大体この範囲のスコアでした。
moto g53j 5G、なんと40万点の壁を越えてきました。
ちなみに、モトローラの他モデルと比較してみると…↓
モデル名 | 総合スコア |
edge 40 | 769524 |
edge 20 | 624587 |
moto g52j 5G | 448831 |
edge 20 FUSION | 444812 |
moto g53j 5G | 406821 |
moto g32 | 317552 |
moto g13 | 271616 |
さて、moto g53j 5Gでは、下記のようなゲームはプレイ可。
- ディズニーツムツム
- プロ野球スピリッツA
- ワンピース バウンティラッシュ
- Call of Duty Mobile
『原神』のような、処理の重いゲームは難しいでしょう。
ですが、片手でサクッとできるようなゲームやアプリが多いのであれば、十分な性能と言えます。
メモリ・ストレージ|エントリーモデルでは珍しい8GBメモリ搭載
moto g53j 5Gは、メモリ8GB、内部ストレージは128GBです。
microSDは最大1TB(別売)まで対応しているため、準備できれば相当量の画像や動画をストックできます。
メモリ8GBについては、アプリを複数開いていてもモッサリしないのが特徴。
本来エントリーモデルでは中々見ることができない値なので、そこも高コスパの要因と言えるでしょう。
ちなみに、今回比較対象のmoto g32とmoto g13は、どちらもメモリ4GBです。
moto g32 | moto g53j 5G | moto g13 | |
メモリ | 4GB | 8GB | 4GB |
ストレージ | 128GB | 128GB | 128GB |
microSD | 最大1TB | 最大1TB | 最大512GB |
ディスプレイ|鮮やかさは基本レベルだけど…スクロールなめらか!
moto g53j 5Gは、HD+解像度の液晶ディスプレイを搭載。
俗に言う「高画質ディスプレイ」には分類されず、鮮やかさは基本レベルです。
また、インカメラのレンズ付近にも画面が映る”パンチホール型“。
そして画面の滑らかさに関わるリフレッシュレートは120Hzと、これもエントリーモデルにしては高い値を記録しています。
動画だと分かりづらいですが、スクロールしたときの様子をご参考ください↓
解像度がHD+と基本レベルなので、スクロール中の文字はややつぶれがち。
高性能モデルに多い「フルHD+画質 & 有機ELディスプレイ」が圧倒的に見やすく、それを体験してしまうとmoto g53j 5Gはストレスになりやすいです。
ただ、スクロールそのものは非常に滑らか。
スルスルと画面を上下できるので、目に優しいという意味では合格点と言えます。
ちなみに、ディスプレイではフルHD+画質のmoto g32に軍配。
moto g32 | moto g53j 5G | moto g13 |
フルHD+ 液晶ディスプレイ | HD+ 液晶ディスプレイ | HD+ 液晶ディスプレイ |
カメラ|高画質はキツいけど、日常のショットなら問題なし!
moto g53j 5Gは、レンズが背面に2つと前面に1つ。
メインカメラはモトローラらしい5,000万画素(f/1.8)となっています。
いっぽう、背面カメラに広角モードはありません。
メインカメラと、近くの物を撮るマクロカメラのみとなっている点はチェックしておきましょう。
moto g53j 5G、moto g32、moto g13の3台でいくつか写真を撮っています。
どんな違いがあるか、ご参考ください。
画像サイズを縮小する関係で、画質が少々粗くなっています。
実際のスマホ画面で見るともっとキレイに映ります。
メインカメラで撮った風景
1枚目
2枚目
メインカメラは、3台ともほぼ同じ画質でした。
メインカメラ2倍ズーム
次は、ズーム状態で撮影した画像を比較してみます。
2倍ズームでは、スペックの高いmoto g53j 5Gがキレイに撮れています。
色合いも自然で、被写体のシーサー(?)も比較的はっきりしています。
対するmoto g32とmoto g13は、補正しようと頑張りすぎるあまり白とびが目立ちました。
ポートレートモード
背景をぼかすことで、いかにもプロのカメラマンのように撮影できるポートレート。
これも比較してみましょう。
ポートレートモードも、一番キレイに写っているのはmoto g53j 5G。
色合いが自然で、シーサーの置物が主体となっているのがよく分かります。
対して、moto g32はボケ感が不自然に。
moto g13はキレイに撮れているものの、やはり全体的に白っぽくなってしまうのが難点です。
カメラ性能はレンズだけでなく、先述のプロセッサーも要素の1つ。
moto g53j 5Gがエントリーモデルの中でも優れているのがお分かりいただけたかと思います。
moto g53j 5Gのカメラメニュー
最後に、moto g53j 5Gで使えるカメラメニュー。
下図を参照ください↓
夜の撮影に必要な「ナイトビジョン」
特定の色を残して、他を白黒にする「スポットカラー」
自分の好みのスタイルで撮れる「PROモード」
など……
カメラメニューも豊富にあるので、楽しく撮影できそうですね。
オーディオ|3点そろって音周りは快適!
続いては、動画や音楽を楽しむときにポイントとなるオーディオ。
moto g53j 5Gは、ステレオスピーカー・Dolby Atmos対応・3.5mmヘッドセットジャックの3点が揃っており、音周りは充実しています。
ここ最近は、スマホで動画や映画を観る機会がたくさんありますよね。
画質はもちろんですが、コンテンツを楽しむには音周りも非常に大切です。
後述しますが、3台の中では音質はmoto g32がピカイチ。
ですが、moto g53j 5Gも動画や音楽を楽しむには十分なのでご安心ください。
【検証しました】本当に音質がいいモデルは3台のうちどれ??
今回レビューしているmoto g53j 5G。
そして比較対象のmoto g32と、moto g13。
この3台は、どれもステレオスピーカーとDolby Atmosに対応しています。
そこで、この3台はどれも同じ音質なのか聴き分けしてみました。
その結果、音質にわずかながら差が出ているのを確認!
一番良い音が出ていたのは…moto g32でした。
音割れが少なく、EDMでよくある「ズンズン」という低音のインパクトもばっちり。
「エンタメ向けモデル」というキャッチフレーズは、フルHD+画質だけでなく、スピーカーにも該当していることが分かりました。
オーディオの検証方法メモ
①Dolby設定で「音楽」を選択
②音質を「バスブースト」に設定
※①の設定が「スマートオーディオ」だと、低音が雑になります。
moto g53j 5Gも頑張っていますが、ここは惜しくもmoto g32に軍配が挙がる結果となっています。
スタイル|手触りがよくがっしりしたボディ。おサイフケータイも対応
最後に、moto g53j 5Gの外観や持ちやすさについて。
大きさはmoto g32、moto g13と同じくらいのサイズです。
厚さは8.19mm。
moto g13も8.19mmで、moto g32は8.49mmです。
形状は、端が細くなるmoto g32と違い、フラットになっています。
実際に持ってみると、重さは一般的ですが「がっしり」という言葉がハマる感じ。
非常に存在感のある形ですね。
さて、背面はプラスチック素材でできています。
ツルツルさらさらで指紋もつきにくく、さわり心地からしても安っぽさは感じられません。
背面にはおサイフケータイのマークがあります。
エントリーモデルのおサイフケータイ対応モデルは、モトローラではmoto g53j 5Gだけ。
ディスプレイの右側面には、音量調節ボタンと電源ボタン。
音量(-)と電源ボタンの長押しでスクリーンショットが撮れるのはモトローラならでは。
反対側には、SIMカードとmicroSDを入れるトレーがあります。
moto g53j 5GはnanoSIM、そしてeSIMにも対応しているのもポイント。
スタイルのレビューは以上です。
スペックまとめ:エントリーモデルならmoto g53j 5Gが良さげ
moto g53j 5Gのスペックを紹介・検証してきました。
改めて、他2台のエントリーモデルと比較してみましょう↓
性能 | カメラ | サウンド | メモリ | ストレージ | 解像度 | リフレッシュ レート | 5G | おサイフ | |
moto g53j 5G | 1位 | 1位 | 2位 | 8GB | 128GB | HD+ | 120Hz | ○ | ○ |
moto g32 | 2位 | 2位 | 1位 | 4GB | 128GB | フルHD+ | 90Hz | × | × |
moto g13 | 3位 | 3位 | 3位 | 4GB | 128GB | HD+ | 90Hz | × | × |
9項目のうち、実に7項目が優れていることが分かります。
また、2024年3月には新モデルmoto g24も発売されていますが、性能はもちろんmoto g53j 5Gが上。
国内モトローラにおけるエントリーモデルの頂点です。
価格は他2モデルより上の3万円台ですが、それ以上の価値を見出せることは間違いないでしょう。
よって、moto g53j 5Gは「買い」です!!
【おトク情報あり】moto g53j 5Gを買うならどこがいい??
moto g53j 5Gの価格は34,800円(税込)。
定価でも十分お手ごろではありますが、さらにおトクに買うならどこがいいでしょうか。
おススメは「IIJmio(アイ・アイ・ジェイミオ)」
当ブログでよくおススメしている格安SIMブランドです。
IIJmioでSIMのりかえと同時に購入すると…
moto g53j 5Gが9,980円(税込)と、かなりお手ごろ価格で手に入ります。
(※2024/6現在。売切れの場合あり)
また、SIMのりかえをしなくても一括31,000円(税込)とおトク。
今のところIIjmioより安く買えるサイトは中々ありませんので、まずは一度チェックしておくといいでしょう。
(※売切れとなっている場合があります)
整備済みの「再生品」もおトク!公式サイトで安心!
次におすすめするのは、モトローラ公式ショップで販売されている「再生品」のmoto g53j 5Gです。
2024年5月現在では、27,480円(税込)と3万円切り。
各ECサイトならポイントを使って安く買えます
次に紹介するのは、Amazonや楽天市場といったECサイトです。
単純にポイントを持っていれば、おトクに買うことができますよね。
2024年5月現在では、31,000円くらいの相場です。
ちなみに、15,000円ほどで販売されていることもありますが、そちらはY!モバイル版「moto g53y 5G」のほうです。
g53yのほうはメインメモリが4GBまでスペックダウンしてしまい、動作にもっさり感が出てしまいます。
間違えないよう、モデル名の確認をしっかり行いましょう。
メルカリやYahoo!フリマで安く買うこともできます
個人間での売買だと、相場より安く買うことも可能です。
当ページでは明記しませんが、未開封品が約25,000円ほどで売られていたりします。
使用済みであればさらに安くなるため、とにかく価格を重視するのであればチャレンジしてみるのもいいでしょう。
ただし、こういった個人間の売買では、スマホが故障したときに保証対象外となってしまう可能性は十分にあります。
保証を前提とするなら、公式ショップサイトなど正規ルートでの購入をおすすめしておきます。
まとめ:高性能エントリーモデル「moto g53j 5G」
以上、moto g53j 5Gのレビューをお伝えしてきました。
エントリークラスの中でも性能がよく、「手ごろ価格で高品質」なgシリーズの最先端をいくモデル。
ぜひ一度、手に取ってみてはいかがでしょうか。
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