2023/4/21(金)より発売がスタートしたmoto g13。
定価22,800円(税込)と値段が抑えられた”ミドルレンジ”に分類。
筆者としてはエントリーモデルに近いスペックだと感じた。
どういったスペックを持っており、どんなユーザー層に向いていそうか。
そのあたりを見ていきたい。
moto g13のスペック一覧
以前、moto g13の発売が決定したタイミングでスペックは一度まとめているが、再度まとめてみる。
モデル名 | moto g13 |
プロセッサー | MediaTek Helio G85 |
メモリ/内部ストレージ | 4GB/128GB |
外部メディア | microSD 最大512GB対応 |
ディスプレイ | 6.5インチHD+ LCDディスプレイ |
リフレッシュレート | 90Hz |
カメラ | 5,000万画素メインカメラ(f/1.8) 200万画素マクロカメラ(f/2.4) 200万画素深度センサー(f/2.4) 800万画素インカメラ(f/2.0) |
オーディオ | ・デュアルステレオスピーカー ・Dolby Atmos対応 ・3.5mmイヤホンジャック |
5G | 非対応 |
おサイフケータイ機能 | 非対応(NFCは対応) |
バッテリー/充電 | 5,000mAh/USB Type C (バッテリー,ケーブルは未同梱) |
各スペックの詳細は後述するが、moto g13はかなり安価で、エントリーモデルよりのミドルレンジスマホだから
- スマホデビューする中高生
- サブ機を持ちたいユーザー
- SNSや通話、音楽・動画視聴がメインのユーザー
こういった層にハマるモデルになると考えられる。
また、これは筆者のイメージや経験則に限定されるが…さらにその中でも
- 音楽が好きで、いろいろな音にこだわりのあるユーザー
- 小さな子ども(2~5歳)がいるパパ・ママ
- スマホにそこまで機能を求めていないユーザー
こういったユーザーに最適かもしれない。
いっぽうで、ゲームプレイ・キャッシュレス決済・とにかくハイスペックなスマホを求めるユーザーにmoto g13は向いていない。
値段が安いからといって、すぐに飛びつくのは避けたいところだ。
①サウンドが充実|オーディオ
本体金額が安い中で、moto g13のウリともいえるオーディオ。
主に3つのうれしいポイントがある。
1)デュアルステレオスピーカー
「デュアルステレオスピーカー」
本体の上下から質のいいくっきりした(置き型スピーカーに比べれば劣るが)サウンドが出るため、日ごろから音楽や動画を楽しむユーザーにはうれしい機能となる。
これが筆者が使用しているedge 20 FUSIONのようなシングルモノラルスピーカーだと、本体底面からしか音が出ず、場合によっては音が聞き取りづらいこともある。

前述のとおり「小さな子どもがいるパパ・ママ」にもmoto g13はおすすめだと伝えた。
というのも、シングルモノラルスピーカーで特に不便を感じるのが「LINE通話」だ。
というのも、例えばこんなシーン↓
じいじ、ばあばとはLINE通話でよく話をする。
だけど子どもはじっとしていられず、おもちゃの車で遊びだしたり、走り回って騒ぐと相手の声がまったく聞こえず「え?何?」と何回も聞き返すことが多い・・・
音量はMAXなのに…
おそらくこのストレスは、筆者だけでなく多くのパパ・ママが抱えていると予測している。
シングルスピーカーは、とにかく音が小さく感じやすい。
その点では、本体の上下から音が出るデュアルスピーカーであれば、多少騒がしくても声が聞き取りやすくなるだろう。
2)Dolby Atmos機能対応
2つめの「Dolby Atmos対応」は、主に音楽を楽しむユーザーにうれしい。
たとえばAmazon Music Unlimited。
Dolby Atmos音源の楽曲もたくさん配信されているのだが、それらをDolby Atmos機能がついたmoto g13で聴くと、より臨場感あふれる音域を楽しめる。

もちろん、スマホ本体にDolby Atmos機能がなくても楽しめるものの、筆者の検証ではスマホ本体にもDolby Atmos機能があったほうがより臨場感があることが分かった。
もちろん、他のモデルでもDolby Atmos機能はついているが、安値で買えるモデルとしては非常にうれしいはずだ。
3)3.5mmイヤホンジャック
3つ目は「イヤホンジャック」があること。
ここ最近はワイヤレスヘッドセットが普及してきたこともあり、イヤホンを挿しこむ丸い穴がないスマホも増えてきた。
しかし、筆者と同じようにワイヤレスに違和感を持っており、有線タイプをこよなく愛するユーザーも多いと推測できる。
音にこだわるという点で、イヤホンジャック搭載のmoto g13は非常に優秀だろう。
②ほぼエントリーモデルなのに満足の容量|ストレージ
次に評価できるのはストレージ容量だ。
moto g13はストレージは128GBを搭載。
ダウンロードした楽曲やカメラで撮った画像を多く保存できる。
尚、microSDは最大512GBまで対応しているから、別途購入費用はかかるが追加で拡張できるのもポイント。上手に活用したい。
③5,000万画素で撮影|カメラ
moto g13のカメラ性能は下記のとおり
5,000万画素メインカメラ(f/1.8)
200万画素マクロカメラ(f/2.4)
200万画素深度センサー(f/2.4)
800万画素インカメラ(f/2.0)
超広角カメラモードは搭載されていないが、基本的な性能は申し分ない。
また筆者としては、同じくメインカメラ5,000万画素のmoto g52j 5Gと同じくらいの性能ではないかと推測している。
ちなみにmoto g52j 5Gと撮影した画像はこちら↓
(※サイズ縮小したため若干の画質劣化あり)


moto g13もこれくらいの画質になると考えられる。
また「ポートレートモード」や「PROモード」「デュアル撮影」といったモード選択ももちろん可能。
具体的なレビューは……実際に手元にきた段階で行う予定だ。
④ゲームや5Gは妥協点
最後に、moto g13の「値段相応」となっている部分について。
まずスマホの頭脳とも言え、ゲームプレイにも関わる「プロセッサー」はMediaTek Helio G85。
これは、グラフィック豊かなRPGや、タイミングがシビアなFPSゲームには向かない。
ゲームプレイには不向きであることは認識しておこう。
メインメモリは4GB。
複数のアプリを同時に立ち上げておくともっさり感が出てしまうのが難点だ。
また、5Gや日本ではおなじみの「おサイフケータイ」も対応していない。
ディスプレイも、今流行りの有機ELディスプレイではない。
これらのように、値段が安い分どこかのスペックが犠牲になっている。
だからこそ、値段の安さだけで飛びつかないように注意しよう。
エントリーモデルの中ではスペックがウリ
そんなわけで、4/21発売のmoto g13のスペックを確認してきた。
ほぼエントリーモデルでありながらも、サウンド周りやカメラ、そしてストレージは優秀。
ぜひ一度使ってみたいものだ。
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売りの音は質はソコソコ良い(あくまでもソコソコですが…)し、音量は満足できるレベルです。
似たスペックのe32と基本スペックはほぼ同じですがNFC対応と音の差に三千円の価値が見いだせれば満足できると思います。(私は満足しました。)
>円山太郎さん
コメントありがとうございます!
貴重な体験レビューを書いてくださって本当に参考になります!!
値段を考えれば、g13のそこそこでも満足できる音質は評価できるようですね。
私はedge 20 FUSIONでシングルスピーカーなので、わりと不便さを実感中です(早くデュアルステレオ欲しい…)。
興味を持ってg13について検索したり、この記事にたどり着く方が増えてきているので、かなり需要ありそうかも??
早く買ってレビューしたいと思います!ありがとうございました!!!