2023年4月9日、日本のモトローラ公式サイトにて2023年初のモデル「moto g13」の情報が解禁された。
本体価格は明かされていないが、スペックは一通り確認することができる。
さっそく、どんなモデルかチェックしていこう。
※追記※
moto g13は発売済みです
→レビューはこちら
ミドルレンジに近い「エントリーモデル」タイプか
まずはスペック一覧を見てみよう。
モデル名 | moto g13 |
プロセッサー | MediaTek Helio G85 |
メモリ/内部ストレージ | 4GB/128GB |
外部メディア | microSD 最大512GB対応 |
ディスプレイ | 6.5インチHD+ LCDディスプレイ |
リフレッシュレート | 90Hz |
カメラ | 5,000万画素メインカメラ(f/1.8) 200万画素マクロカメラ(f/2.4) 200万画素深度センサー(f/2.4) 800万画素インカメラ(f/2.0) |
オーディオ | ・ステレオスピーカー ・Dolby Atmos対応 ・3.5mmイヤホンジャック |
5G | 非対応 |
おサイフケータイ機能 | 非対応(NFCは対応) |
バッテリー/充電 | 5,000mAh/USB Type C (バッテリー,ケーブルは未同梱) |
モトローラの「g」シリーズは、そのあとの数字の大きさでスペックがどの程度か読み取れる傾向にあるが、moto g13はエントリーモデルとなっている。
ちなみにここ数年で登場した「g」シリーズは下記のとおりだ
- moto g50 5G(2021/10)
⇒ミドルレンジ - moto g31(2022/1)
⇒エントリーモデル - moto g52j 5G(2022/6)
⇒ミドルレンジ - moto g32(2022/9)
⇒ミドルレンジ
今回のmoto g13は一番数字が低いモデルで、性能的にはスマホデビューやサブ機に最適なmoto e32sと、ミドルレンジレベルのスペックを持つmoto g31の中間に位置すると考えていいだろう。
「スマホ本体にかけられる予算はほとんどないが、できるだけエンタメを楽しめるスマホ」
こういったポジションにピンときたユーザーにとって、moto g13は狙い目かと思われる。
また、2022/9に発売したmoto g32が定価28,800円(税込)だったことから、本体金額は23,000円~25,000円くらいの範囲になるのではないかと考えているが…
いずれにせよ安価な金額で買えることは間違いないだろう。
充実したサウンド機能
moto g13はスペックがそこまで高くないエントリーモデルに分類されるが、その中でもサウンド機能は価値がありそうだ。
サウンド関連で言えば、まずステレオスピーカー内蔵は印象がいい。
エントリーモデルのスマホはほぼ間違いなくモノラルスピーカーだが、moto g13はここで差別化を図れていると考えられる。
置き型のスピーカーに比べれば音質は劣るだろうが、音楽や動画を楽しむユーザーにとってうれしいポイントには変わりないだろう。
Dolby Atmosは、音質に変化はないが臨場感あふれる音域を楽しむことができる。
Amazon Music Unlimitedなどの配信サービスでは、楽曲によってDolby Atmos音源で再生できたりと恩恵がある。
普通に聴くよりも確かに幅が広がるため、ぜひ一度試してみてほしい。
そして、3.5mmイヤホンジャックもあるため、有線のヘッドセットも使用可能。
筆者のように、有線ヘッドセットを好むユーザーも多いだろうから、その点では安心できる。
内部ストレージとリフレッシュレートも120点のスペック
サウンド機能が充実しているmoto g13だが、音楽をダウンロードしたり、はたまたカメラで撮影したりする場合も多数出てくるだろう。
それを見越してか、搭載された内部ストレージは128GBとかなりいいスペックだ。
数年前は64GBがエントリーモデルの限界といったイメージがあったものの、ここ最近は128GBのスマホも目立つ。
さらにmicroSD最大512GBにも対応しているため、保存には困らなそうだ。
また、画面スクロールやゲームをするときに重要なリフレッシュレート(“画面のヌルヌル具合”)は90Hzとこれも満足の数値。
とくにスクロールは、滑らかであればあるほど目の負担も少なくなる。
タイミングがシビアなゲームは×
スマホの頭脳とも言われる「プロセッサー」はどうだろうか?
moto g13のプロセッサーは「MediaTek Helio G85」。これは同じエントリーモデルのmoto g31とまったく同じだ。
数年前のプロセッサーで、処理性能はモトローラの他のモデルと比べると低め。
負荷がかからないゲームならプレイはできるだろうが、グラフィック豊かなアクションゲームや、タイミングがシビアなFPSゲームはほぼ不可能と言ってもいいレベルだ。
もし、ゲームもそれなりに楽しみたいというのであれば、moto g13ではなくもっとハイスペックなモデルを選択する必要がある。
(※もちろん、スペックが上がれば金額も上がるが)
カメラ・Motoアクション・5G
合わせてチェックしておきたいのがカメラや5Gの有無だ。
まずカメラはメインカメラが5,000万画素とモトローラの定番となる値だが、画質がどの程度キレイかは使ってみないとなんとも言えない。
また、「超広角カメラモード」がない点を考慮すると、moto g13はおそらくカメラにはあまりフォーカスしていないと思われる。
あくまでサウンドなどのエンタメに特化したエントリーモデル。
カメラにも求める物が多いユーザーであれば、別のモデルが推奨される。
他にも、モトローラ独自のUX(ユーザーエクスピリエンス)機能である「Motoアクション」も最低限。
さらに5Gやおサイフケータイ機能も非対応と、削るところは削ってのエントリーモデルだ。
繰り返しとなるが、moto g13は多くを求めない安価なスマホ。
金額だけで即決してしまわないように注意していただければと思う。
発売間近「moto g13」
そんなわけで、日本で発売が確定したmoto g13。
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自分に合ったスマホを見つけていこう。
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