(追記 2024/4/24)
edge 20は、2024年3月が最後のOSアップデート。
スマホ自体は使えますが、今後のセキュリティ面では注意が必要です。
2021年10月に発売。モトローラ edge 20。
キャッチコピーは「モトローラ史上、最薄・最軽量 5G端末」の”ミドルハイクラス”です。
他のモデルよりスマートで、高いスペックも魅力的。
こういったユーザーにおすすめです。
発売から月日が経っているものの、2023年~2024年も活躍できる1台。
ぜひチェックしてくださいね。
普段づかい以上に役立つedge 20|モトローラの他2モデルと比較・検証
今回はedge 20に加え、同じedgeシリーズ2台も含めて比較検証しています。
- edge 40(2023/7発売)
⇒edgeシリーズの最新モデル - edge 20(2021/10発売)
⇒今回レビューするモデル - edge 20 FUSION(2021/10発売)
⇒edge 20の廉価版モデル
結論から言うと、総合的に満足できるのは最新型のedge 40です。
ほぼすべてにおいて、優秀なスペックを持っています。
ですが、edge 20も2021年製ながら、現在(2023/11)でも十分通用するレベル。
とくに、普段づかい以上の性能という点で見れば、今後もしばらくは活躍できそうです。
定価(税込) | 54,800円 |
サイズ | 高さ:約163mm 幅:約76mm 厚さ:約6.99mm |
重さ | 163g |
ディスプレイ | 6.7インチ フルHD+ 有機ELディスプレイ |
リフレッシュレート | 144Hz |
プロセッサー | Snapdragon™ 778G (2.4GHz×4+1.8GHz×4) |
メモリ/内部ストレージ | 6GB/128GB |
外部メディア | – |
カメラ画素数 | ①10,800万画素メインカメラ(f/1.9) ②1,600万画素超広角(119°)マクロ(f/2.2) ③望遠800万画素3倍光学ズーム(f/2.4) ※光学式手振れ補正 ④3,200万画素インカメラ(f/2.25) |
バッテリー/充電 | 4,000mAh TurboPower™ 30W対応 |
オーディオ | ○モノラルスピーカー ×3.5mmイヤホンジャック ×Dolby Atmos |
5G | ○ |
NFC/おサイフケータイ | ○/× |
防塵・防水 | IP52 |
①スタイル|モトローラで”一番薄くて軽い”スリムモデル
edge 20が、他のどのモトローラスマホにも劣らないスタイル。
厚さ約6.99mm・重さ163gは、国内モトローラではNo,1です。
高さと幅は一般的ですが、大きさのわりにスッと軽さを感じ、手にストレスがかかりません。
各ECサイトのレビュー欄にも、下記のような高評価が見受けられました。
いつも肌身離さず持つスマホだからこそ、軽さを求めているユーザーは多そうです。
さて、スタイルと言えばディスプレイの品質も欠かせません。
edge 20は、edge 30 proや、razr 40 ULTRAといったハイエンドモデルと同じフルHD画質 & 流行りの有機ELディスプレイ搭載。
加えて、これもハイエンドモデルと同じリフレッシュレート144Hz。
スクロールが滑らかで目に優しく、動画やゲームを、キレイな画面で楽しめます。
一番うすくて軽いけど…持ちやすさはedge 40に軍配?
厚さ6.99mmに重さ163g。
数値上ではedge 20のスタイリッシュさが目立ちます。
いっぽう、実際に持ってみと…edge 40のほうが手に収まりやすい感覚でした。
edge 40のほうが高さや幅がコンパクトで、かつedge 20に近い薄さと重さ。
総合的に見て、edge 40のほうが持ちやすさにつながっているサイズと考えられますね。
モデル | edge 20 | edge 40 |
高さ | 163mm | 158.4mm |
幅 | 76mm | 71.9mm |
厚さ | 6.99mm | 7.58mm |
重さ | 163g | 167g |
ただ、edge 20が持ちにくいのかというと、決してそんなことはありません。
他より軽いという点では、極端に手が小さくなければ持ちやすいモデルだと筆者は考えています。
②スペック|2024年も活躍が期待できる処理性能
スマホと言えば、”頭脳”と呼ばれて久しいプロセッサーが性能を左右。
プロセッサーのランクが高いほど、高性能スマホと言われています。
edge 20は、ミドルハイクラスのプロセッサー「Snapdragon™ 778G」を搭載。
「Antutuベンチマーク」という測定ツールで、edge 20の性能をスコア化してみました↓
このスコアは、普段づかい以上の性能を持っている証拠。
とても快適に操作することができ、カメラやゲームプレイも1ランク上の楽しさが期待できます。
ここで、他2モデルを含む、モトローラスマホ数モデルのスコアと比較してみます。
モデル | スコア |
edge 30 pro | 約100万 |
edge 40 | 約76万 |
edge 20 | 約62万 |
moto g52j 5G | 約45万 |
edge 20 FUSION | 約44万 |
moto g32 | 約32万 |
moto g13 | 約27万 |
今回比較対象のedge 40には及んでいませんが、edge 20 FUSIONよりは高性能。
ちなみに、edge 20では下記のようなゲームはストレスなくプレイできます↓
『原神』のようなグラフィック豊かなアクションRPGは画質を落としてのプレイですが、そうでないゲームは問題ありません。
ここ最近は、普段づかいレベルの控えめなモデルも多く発売されています。
その中でedge 20はスペックが高く、年数が経っていても貴重な存在。
ぜひその性能を体感してはいかがでしょうか。
③カメラ|10,800万画素カメラに加え、3倍光学ズームが便利!
edge 20のカメラは、他のモトローラスマホと比べても特殊です。
10,800万画素メインカメラ+望遠3倍光学ズームを搭載。
とくに、カメラアプリを開き、「3」をタップするだけで光学3倍ズームが起動するのはGood。
わざわざ2本指で調整することなくズームが可能です。
ここからは、画質比較に入ります。
どういう画質がいいかは人それぞれですが、筆者個人的にランクをつけると下記のとおり。
やはり最新モデルのedge 40がずば抜けています。
ただ、edge 20もそこそこ優れており、光学ズームの威力はedge 40超え。
イイ感じです。
カメラ比較:3倍ズーム
まずはその光学ズームから見ていきます。
この3倍ズームについては、僅差でedge 20がedge 40より優れていました。
(※edge 20 FUSIONは残念ながらスペック不足…)
最初の画像は、上がズーム前、下がズーム後です。
次に、edge 20、edge 40、edge 20 FUSIONのそれぞれの3倍ズームを比較してみます↓
このページで見ると、そこまで差がないのですが…
実物の画像で比べると、edge 20の光学ズームで撮影したまねき猫のほうがくっきり写っていました。
ちなみに…このページをズームして見比べると、edge 20で撮ったまねき猫だけ、右目のラインが写ってます。
ぜひ見てみてください。
カメラ比較:ふつうに撮影
次に、ズームなしメインカメラの画質を比較してみます↓
メインカメラについては、edge 40が文句なしの一番。
とくに光の取り込みに強い絞り値(f/1.4)とスペックの高さにより、コントラストが明るく、ポートレートモードでなくても背景のボケ感が出ます。
いっぽうのedge 20は、絞り値が(f/1.9)でスペックもedge 40より少し低め。
画質は廉価版のedge 20 FUSIONとedge 40の中間くらいと言っていいでしょう。
カメラ比較:夜間の撮影
※後日追記
④バッテリー|容量低めの4,000mAhだが、心配はなさそう
edge 20、そして他2モデルのバッテリー容量は下図のとおり↓
edge 20は、そのスタイルの良さと引き換えに(?)バッテリー容量が少なめ。
モトローラのスマホが概ね5,000mAhなのに対し、edge 20は4,000mAhです。
とくにedge 20 FUSIONとは1,000mAhの差。
筆者も「これはすぐにバッテリー切れか…」と心配でしたが……
実際に使ってみたら「そこまで気にする必要はない!」という感想に変わりました。
それを裏付けるのが、約45分のYouTube動画を再生し、どれくらい消耗するかの検証です。
結果はこちら↓
モデル名 | 再生時 バッテリー残量 | 終了時 バッテリー残量 | バッテリー 使用量 |
edge 40 | 100% | 95% | 5% |
edge 20 | 100% | 95% | 5% |
edge 20 FUSION | 100% | 97% | 3% |
バッテリー4,000mAhのedge 20は5%減少。
4,400mAhのedge 40も同じ5%減でした。
対して5,000mAhのedge 20 FUSIONは3%減に抑えられています。
こうして見てみると、たしかに差は出てきますが、微々たるものです。
ECサイトでは「容量が少ない」「バッテリー持ちが悪い」といったレビューもたしかにありましたが、すぐに電池切れするほど軟弱なバッテリーとは言えません。
決してデメリットではないので、心配はいらないでしょう。
急速充電「Turbo power」チャージ対応
※後日追記
⑤オーディオ|音へのこだわりによって評価は分かれそう
edge 20は、モノラル(シングル)スピーカー搭載。
3.5mmジャック(イヤホンを挿す穴)はなく、臨場感を出すDlby Atmosも非対応。
ディスプレイやスペックに特化している分、音周りはシンプルに落ちついています。
edge 40やedge 20 FUSIONのオーディオ環境と比較してみます。
モデル | スピーカー | 3.5mm ジャック | Dolby Atmos |
edge 40 | ステレオ (デュアル) | × | ○ |
edge 20 | モノラル (シングル) | × | × |
edge 20 FUSION | モノラル (シングル) | ○ | × |
ここ最近(2022~2023)のモトローラスマホは、価格帯に関わらずステレオスピーカーが基本。
スマホの上下にスピーカーがついているため、音が広がりやすいメリットがあります。
いっぽう、edge 20のモノラルスピーカーはスマホ下部から音が出るだけ。
音に並々ならぬこだわりがあるユーザーには物足りなさが残るかもしれません。
ただし、これはこだわりの問題です。
たしかに音は下部からのみ出力ですが、だからと言って聞こえづらいわけでもなく、音割れしたりといった不具合が出ることもなし。
バッテリー同様、全員に「デメリット」とはならないと考えています。
ちなみに…edge 20の箱には
- USB-C⇔3.5mmジャック変換機
- モトローラ純正イヤホン
が入っています!
edge 20をおトクに買う|モトローラ公式ショップのリファビッシュ(再生)品がおすすめ!
edge 20は発売から月日が経っており、またメーカーサポートも2024年が最後。
そのため、すでにモトローラ公式ショップでは販売終了となっています。
いっぽう、公式ショップではedge 20のリファビッシュ(再生)品がおトクです。
価格は25,880円(税込)
※2023/11/20現在は品切れ中…
定価の約50%OFFで買うことができるのでおススメです。
※リファビッシュ品って何?
よくある”中古品”ではなく、メーカーや指定工場で修理・確認。
その後、市場へ再出荷された製品(新品にかなり近い!)のことです。
中古よりも安心・安全で、筆者もリファビッシュ品を2台持っていますが、どちらも不具合なく動いているのでおススメしています。
また、初期不良はmoto storeの1ヵ月保証があります。
あとは各ECサイトでの購入がメインになるでしょう。
2023/11現在では、おおよそ35,000円~50,000円くらいの範囲で購入ができそうです。
尚、ECサイトの場合、購入場所によって保証がないショップも見受けられます。
たとえ初期不良があっても交換ができないので、そのあたりも念頭に置いて選んでくださいね。
【別モデル紹介】edge 20とタイプが近い、おすすめのモトローラスマホ
※後日追記
スリムで持ちやすい高スペックのedge 20
そんなわけで、持ちやすさバツグンでそこそこスペックの高いedge 20を紹介してきた。
発売から数年が経ち、今後もいいスマホがたくさん登場してくるだろうが、それでもedge 20のスペックはまだまだ通用しそう。
各ECサイトでは、軒並み値段も下がってきている。
ぜひ一度トライしてみてはいかがだろうか。
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システムアップデートが「パッケージの検証に失敗」と表示されてインストールできなくなり、メーカー返却しても再発し、初期化して「Rescue and Smart Assistant (RSA)」を用いないと修正できないトラブルがあります。このような不具合はあまり聞いたことがありません。
>匿名さん
コメントありがとうございます。
なんとも不思議なトラブルですね…。
「メーカーに返却しても再発」というのは驚きです。原因がはっきりしない以上は運悪く欠陥品(RSAでの修正で直るようですが)だった可能性がありそうですね…。
各ECサイトの口コミを見る感じ、残念ながらモトローラも初期不良の報告が多いようです。
なんとかそういったトラブルが減るように、もしくは迅速な対応をしていただけるように願うばかりですね…。
貴重なレビュー、本当にありがとうございました!!参考になりました!