この記事では、VBA(ビジュアルベーシックエディタ)を利用して、「エクセル内で挿入できる図形のコピー&ペースト」する方法をご紹介します。
「図形」とは、主に下の画像の通りで、エクセルの「挿入」タブから入れられるものです。
これらの画像を、ボタン1つでコピペします。
簡単にできる「コピペ」ですが、VBAを使って行っていきましょう。
VBAで図形をコピー&ペーストする
今回の完成イメージ。
ここでは、オレンジ色のボタンを1クリックするだけで、「あいうえお」と書かれた図形をコピーして、下に3つペーストしていきます。
ちなみに参考になったページはこちら↓
VBAでコードを記述する
記述するコードは下記を応用します。
Sub test()
ActiveSheet.Shapes(“図形のタイトル”).Copy
ActiveSheet.Paste Destination:=Range(“セルの位置”)
End Sub
「(“図形のタイトル”)」には、コピー&ペーストする図形の名前を。
「(“セルの位置”)」には、コピーした図形をペーストする場所としてセルを指定します。
先ほどの完成イメージのコードは下記の通りです。
Sub test()
ActiveSheet.Shapes(“四角形: 角を丸くする 8”).Copy
ActiveSheet.Paste Destination:=Range(“B6”)
ActiveSheet.Paste Destination:=Range(“B10”)
ActiveSheet.Paste Destination:=Range(“B14”)
End Sub
「四角形: 角を丸くする 8」という図形を、それぞれB6セル・B10セル・B14セルにコピー&ペーストします。
図形の名前については、対象の図形を選択すると表示されます。
実際にコードを記述するエディタは下図の通り。
記述する際は、VBAウィンドウより「挿入」⇒「標準モジュール」から行います。
(※今回は「test」というマクロ名で作成)
マクロ実行ボタンの作成
コードの保存を終えたら、実行ボタンを作成しましょう。
ボタンを用意しておくことで、わざわざVBAの画面を開かなくてもマクロの実行ができます。
今回の場合は、完成イメージのオレンジ色ボタンのことです。
- 任意でボタンとなる画像を作成したら、画像上で右クリック
- 「マクロの登録」より、記述したマクロ名(今回は「test」です)を選択すると反映されます
実際にクリックして、マクロが実行されれば完成となります。
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