アメリカモトローラの新しいスマートフォン「moto g POWER 5G」。
残念ながら日本での正規販売はないが、そのスペックや魅力はぜひチェックしておきたい。
moto g POWER 5Gは、とくに動画や音楽といったエンタメに強いイメージがあると感じており
- 帰宅後や休日はよくスマホで動画を見ている
- 通勤・通学時はイヤホンをつけて音楽を聴くことが多い
- 臨場感のあるキレイな音が大好き。音質がいいと満足するタイプ
- ゲームもプレイするときがある
5Gの魅力もさることながら、こういったユーザーには嬉しいスマホと言えそう。
ぜひ日本でも発売してほしいが…果たして。
エンタメ(動画・音楽など)に強いミドルレンジスマホ
moto g POWER 5Gは、どちらかというと動画・音楽を楽しむユーザー向け。
また、これまでにリリースされたエンタメ向けモデルよりも、さらに強みに絞った作りになっているのが特徴的だ。
ところで、「エンタメ」と聞くと日本で販売されているmoto g32が思い浮かぶわけだが、比較してみた感じではmoto g POWER 5Gのほうが満足度は高そうだ。
スマホの頭脳であるプロセッサーを見る限りでは、moto g32と同じ”ミドルレンジスマホ”に分類されるものの、moto g32よりは魅力的に映る。
ということで、比較しながらスペックを見てみよう。
モデル名 | moto g POWER 5G | moto g32 |
プロセッサー | Dimensity 930 | Snapdragon™ 680 4G |
メモリ/ストレージ | 6GB/256GB | 4GB/128GB |
外部メディア | microSD 最大1TB | microSD 最大1TB |
ディスプレイ | 6.5インチ フルHD+ ディスプレイ | 6.5インチ フルHD+ ディスプレイ |
リフレッシュレート | 120Hz | 90Hz |
カメラ | 5,000万画素メインカメラ(f/1.8) 200万画素マクロカメラ(f/2.4) 200万画素深度センサー(f/2.4) 1,600万画素フロントカメラ(f/2.4) | 5,000万画素メインカメラ(f/1.8) 800万画素超広角,深度センサー(f/2.2) 200万画素マクロカメラ(f/2.4) 1,600万画素フロントカメラ(f/2.4) |
バッテリー/充電 | 5,000mAh/ 10Wチャージャー | 5,000mAh/ 30W TurboPower™チャージャー |
オーディオ | ステレオスピーカー 3.5mmイヤホンジャック Dolby Atmos対応 | デュアルステレオスピーカー 3.5mmイヤホンジャック Dolby Atmos対応 |
ストレージ容量・オーディオ機能が強い
まず注目したいのがストレージ容量。
筆者のように、データ容量を気にしてしまうユーザーには朗報と言えそうだ。
256GBという数字はかなり大きく、moto g32のようなミドルレンジスマホと言えば128GBが主流だが、その2倍の容量が積まれているのはかなり魅力的だ。
microSD(最大1TB対応)と組み合わせれば、もう容量不足に悩まされることはないだろう。
また、オーディオ機能も充実しているのは見逃せない。
moto g POWER 5Gには、デュアルではないが(正確な情報は不明)ステレオスピーカーが内蔵。
置き型スピーカーに比べれば質は下がるだろうが、それでも一般的なモノラルスピーカー内蔵スマホに比べれば音質はクリアに感じられるはず。
そして、臨場感ある音を楽しめるDolby Atmosに対応しているのも合格点。
Amazon Music Unlimitedをはじめとする音楽配信サービスでは、Dolby Atmosで楽しめる楽曲がたくさんある。
普通に聴くよりも臨場感を楽しめるのは、音にこだわりを持つユーザーにはうれしい機能だ。
そして、筆者にとって一番うれしいポイントである「イヤホンジャックあり」。
ここ最近はイヤホンジャックがないモデルも登場してるが、どうしてもワイヤレスイヤホンに抵抗感を持っているのは筆者だけではないはず。
「音にこだわる」というのは、何も音質や臨場感のことだけではない。
音楽を聴くための環境やツールにも気をつかっているユーザーもいる。
そこに気づいてくれた(のかは定かではないが)モトローラはまさにGood Job!と言ったところだろうか。
プロセッサー・メモリ・リフレッシュレート
この3つはミドルレンジスマホに適したスペックだ。
まずプロセッサーのDimensity930の性能は、どうやら近いところではSnapdragon™ 778Gと同じか、それよりも少し低いくらいとの情報を見た。
Snapdragon™ 778Gは、日本でも販売されたedge 20のプロセッサーであり、すべてとは言えないがある程度負荷のかかるゲームも可能とのこと。
筆者はmoto g POWER 5Gは「動画や音楽に特化」と書いたが、ゲームもそれなりに楽しめそうだ。
メモリも6GBと申し分なく、ゲームやスクロールしたときの”画面ヌルヌル”に必要なリフレッシュレートも120Hzと良い数値を出している。
カメラ・バッテリー性能・ディスプレイはひかえめか?
オーディオやストレージ、そしてプロセッサーに比重を置いた分、カメラやバッテリー性能が控えめになっていると感じたのは筆者だけだろうか。
メインカメラは5,000万画素。
モトローラスマホとしては一般的だが、超広角モードがないのは珍しい。
また、バッテリーもこれまた5,000mAhと範囲内。
しかしながら、モトローラ独自のTurboPower™チャージャーに対応していないので、充電はそれなりに時間がかかるかもしれない。
ここ最近のミドルレンジクラスのモトローラスマホは、どれもTurboPower™チャージャーに対応していただけに、この落差は珍しい。
ただその分としてストレージやらなんやらを強化できたと考えれば、さして影響はないのかもしれないが…いかがだろうか。
なお、ディスプレイも流行りの有機ELディスプレイではない点も抑えておこう。
moto g32よりも高スペック。エンタメをより楽しく
ということで、アメリカで発売されるmoto g POWER 5Gについて、筆者が調べた範囲でそのスペックの良さをお伝えしてきた。
日本でも発売中のmoto g32も同じエンタメ特化モデルだが、その上をいくスペックはかなり魅力的だ。
今後、日本でも新モデルが出るだろうから、ぜひこういったスマホを期待したい。
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