日本では未発売であるが、インドやスペインでは「カメラ」と「オーディオ」の2つに特化したモデル「moto g72」を販売中だ。
値段はおよそ40,000円ほど。スペック的にはミドルレンジスマホに分類される。
5G非対応やプロセッサーがゲーム向きではないなど控えめな部分はあるが……
その分カメラとオーディオ機能が優れ、また非常にコンパクト故に、特定のターゲットにはうれしいスマホとなるだろう。
ちなみに筆者の中では条件をばっちり満たしており、個人的にすこぶる話題となっている。
さっそく、スペックをチェックしていこう。
【カメラ&オーディオ】moto g72のスペック
それでは、気になるスペックからチェックしていこう。
前述のとおりmoto g72はカメラとオーディオが優れているため、特に強調しておきたい。
モデル名 | moto g72 |
サイズ | 高さ160.5mm×幅74.4mm×厚さ7.9mm |
重さ | 166g |
プロセッサー | MediaTek Helio G99 |
ディスプレイ | 6.6インチ FHD+ 有機ELディスプレイ |
リフレッシュレート | 120Hz |
メモリ/ストレージ | ①6GB/128GB ②8GB/128GB |
外部メディア | microSD対応(最大容量は不明) |
カメラ | 10,800万画素メインカメラ(f/1.7) 800万画素超広角・深度センサー(f/2.2) 200万画素マクロカメラ(f/2.4) 1,600万画素フロントカメラ(f/2.45) |
オーディオ | ■デュアルステレオスピーカー (インターナルDSP) ■Dolby Atmos対応 ■3.5mmヘッドセットジャック |
バッテリー/充電 | 5,000mAh/30W TurboPower™チャージャー |
5G | × |
さて、moto g72のターゲットはこれといって決まっているわけではない。
ただし筆者のような「小さな子どもがいるスマホ大好きパパ」という属性にもぴったりハマるのではないかと考えている(日本では販売してないが)。
ということで、その理由も含め各スペックの詳細を見ていきたい。
思い出も鮮やかに残る|10,800万画素メインカメラ
moto g72の魅力の1つであるカメラ性能。
カメラと言えば旅行の思い出やセルフィーが一般的だが、子を持つ親としては「子どもの成長記録」として使うことが多いのも事実。
成長記録だからこそ、キレイでワイドな画像を残したいと思うユーザーはたくさんいるだろう。
そしてmoto g72は、筆者が使っているmotorola edge 20 FUSIONと同じ10,800万画素だ。
他のモトローラスマホで撮影した画像と比べて”のっぺり”した感じがなく、鮮やかに写っている。
moto g52j 5Gと比較したインスタ投稿を見てほしい。
カメラ画質は、画素数だけでなく様々な要素が絡んでくる。
だから単に画素数が多ければいいという問題ではないのだが…(むしろ画像サイズが大きくなりすぎるデメリットもあるほど)
edge 20 FUSIONより後の発売(2022年)であること、そして絞り値が(f/1.7)と、edge 20 FUSIONの(f/1.9)を大きく上回っていること。
これらを含めると、カメラ性能はかなりいいのではないかと予想できる。
音楽や音声が聴きやすい!|デュアルステレオスピーカー
moto g72が優れているもう1つの魅力が「オーディオ」全般だ。
moto g72のスピーカーは2つのステレオスピーカー内蔵ということで、置き型のスピーカーほどではないが、クリアではっきりと聴こえるはず。
小さな子どもがいるパパ目線だと、いったいどんなシーンでメリットとなるのか?
ずばり「じいじ&ばあばとのビデオ通話」だ。
というのも、LINEなどでビデオ通話をしているとき、子どもはじっとしていられない。
会話をさえぎって車のおもちゃをガリガリと音を立てて走らせたり、ドタバタと走り回ったりするのは日常茶飯事だ。
そうすると、スマホ下部のシングルスピーカーではビデオ通話をする相手(じいばあ)の声がまったく聞こえなくなってしまう(音量MAXでも!)。
筆者も、かなりストレスがたまっているポイントでもある。
いっぽうで、デュアルステレオスピーカーならスマホの上下から音が出る。
少なくともモノラルスピーカーよりはノイズが気にならなくなるはずだ。
ちなみに、筆者が使っているedge 20 FUSIONはどうかというと…
残念ながらシングルのモノラルスピーカーだ。
Dolby Atmos対応、3.5mmヘッドセットジャックもあり!
オーディオについては、スピーカーだけではない。
moto g72は、臨場感あふれるDolby Atmos機能にも対応。
たとえばAmazon Music Unlimitedに登録すると、Dolby Atmos対応楽曲というものがあるのだが、その楽曲をDolby Atmos対応のスマホで聴くと臨場感がハンパない。
筆者は音楽(EDMとか)を聴くこともあるため、Dolby Atmosがついているのは嬉しい。
また、3.5mmヘッドセットジャックがあるのもポイント。
ここ最近はハイエンドモデルを中心に、ヘッドセットジャックがないスマホが増えてきた。
だが、筆者のようにワイヤレスイヤホンに違和感を持っているユーザーは少なくはない。
有線には有線のメリットや好みがあるわけだから、ジャックは必要だと思うが…
その点を考慮すると、moto g72は優秀だ。
最先端じゃなくても気にならない!|プロセッサーと5G非対応
カメラとオーディオに特化したmoto g72だが、この2つに注力している分、犠牲になっていると考えられるのが「プロセッサー」と「5G」だ。
プロセッサーは2022年製のMediaTek Helio G99。
性能としては筆者が使っているedge 20 FUSIONの「Dimensity 800U」と、edge 20の「Snap dragon778 5G」の間くらい。
ミドルレンジスマホとしては不足はないが、タイミングが重要なゲームには向かない。
しかしながら、筆者はソーシャルゲームはやらず、やってもツムツムのようなパズル系ゲームのみ。
プロセッサーはまったく問題ない。
また、5G機能についても筆者は外出中にスマホをいじることが少なく、家でもWi-Fiに接続しているから何も問題はない。
コンパクトなのに性能がいい!|メモリやストレージ、サイズ感
最後にサイズ感やストレージ。
こちらもまったく問題はなく、むしろそのコンパクトさに驚いているくらいだ。
筆者が使っているedge 20 FUSIONよりも優れたメモリ8GB、ストレージ128GB、そして”画面ヌルヌル”の要素であるリフレッシュレート120Hz。
これだけ優れているのに、縦160mmや重さが166gだったりと至れり尽くせりだ。
ちなみにedge 20 FUSIONは縦166mmで、重さは185g。
これでも満足だというのに、moto g72はよっぽどコンパクトに感じられるのだろう。
だからこそ、パパだけでなく手があまり大きくないママでも使い勝手はいいだろうし、別に親の立場でなくてもコンパクトで性能がいいのはうれしいはずだ。
ぜひ一度どれくらい快適に持てるか体験してみたいものだ。
注目度No.1のモトローラ「moto g72」
そんなわけで、子持ちパパである筆者が今一番注目しているmoto g72について、分かる範囲で解説してきた。
子どもがいるからこそ欠かせない「カメラ」と「オーディオ」がしっかりしており、そしてその他の基本的なスペックも充実している。
日本での登場は残念ながらなさそうだが…
もし発売されたら、迷わず買うだろうと思われる。
読者のみなさんはいかがだろうか?ぜひご自身の求めるスペックをコメント欄に入力していただければ幸いだ。
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