「モトローラのスマホにしようと思ってるけど、edge 20 FUSIONってどうなの?」
そう考えている読者さん向けに、実際に使っている筆者の考えをお伝えします。
買い替えるなら「moto g52j 5G」一択か
もちろん、edge 20 FUSIONの使い勝手はいいです。
下のスペック比較を見て分かるように、メモリ6GBやストレージ128GBといった基礎部分はしっかりしているので、操作性そのものに不満はまったくないです。
むしろ、edge 20 FUSIONのカメラ性能は他の機種ではなかなか楽しめません。
トータルで見て「うわ!失敗した!」と思うことはまったくなしです。
しかしながら、2022年6月に登場したmoto g52j 5Gと比べてしまうと…。
カメラ性能以外はg52j 5Gと同等、もしくは下位互換となり、買う理由はなくなります。
moto g52j 5G | edge20 FUSION | |
定価(税込) | 39,800円 | 43,800円 |
プロセッサー | Qualcomm® Snapdragon™ 695 5G 2.2GHz | MediaTek Dimensity 800U |
メインメモリ | 6GB | 6GB |
内部ストレージ | 128GB | 128GB |
外部メディア規格 | microSD | microSD |
外部メディア最大容量 | 1TB | 512GB |
ディスプレイサイズ | 6.8インチ | 6.7インチ |
リフレッシュレート | 120Hz | 90Hz |
カメラ画素数 | 5,000万画素 | 10,800万画素 |
バッテリー | 5,000mAh | 5,000mAh |
5G | 対応 | 対応 |
おサイフケータイ機能 | あり | なし |
USBケーブル | Type C | Type C |
どのあたりがネックになるのか、見ていきます。
モトローラのスマホ初、おサイフケータイ機能
まず、話題として一番外せないのは「モトローラ初のおサイフケータイ機能搭載機種」の件。
moto g52j 5Gがあれば、現金がなくてもサービスや商品をスマホで決済できます。
- 楽天Edy
- モバイルSuica
- WAON
- nanaco
アプリのダウンロードや設定ができれば、おサイフケータイが使用可能。
もちろん「日常でおサイフケータイ使うことないよ」という方もいるかもしれませんが、いざ使い始めると便利なことは間違いありません。
うっかり財布がなくても決済ができてしまいますからね。
おサイフケータイ機能があるのとないのでは、やはり差が出てしまうでしょう。
リフレッシュレート120Hz
「画面がヌルヌル動く」と感じるのは、このリフレッシュレートによるもの。
そしてedge 20 FUSIONが90Hzに対して、moto g52j 5Gは120Hzと性能が上がります。
90Hzでもヌルヌル感はありますし、まったく不便には感じませんが…
やはり性能がいいに越したことはないという考えでいけば、edge 20 FUSIONを選ぶ理由はなさそうです。
ちなみに、リフレッシュレートはその性能が良ければよいほどバッテリーの消費も激しくなります。
なのでバッテリーのことも考えると90Hzのほうがバランスいいんじゃ?と思うのですが、リフレッシュレートの値は設定で変更できるようになってます。

edge 20 FUSIONでは90Hzか60Hzで設定できる
おそらくの話ですが、moto g52j 5G側の設定でも「120Hz」「90Hz」のように選択できると思うので、結局のところg52j 5Gに軍配が上がりそうです。
microSDが1TBまで対応
edge 20 FUSIONは、microSD512GBまで対応。
一方のmoto g52j 5Gは、microSD1TBまで対応。
どちらも内部ストレージは128GBですが、そのサイズを超えたデータを保存する場合は、1TBまで対応しているg52j 5Gのほうが多く入ります。
とくに、写真や動画を多めに撮る方にとっては1TBのプラスはかなり嬉しいはず。
旅行でたくさんの写真を残す方、ご家族との思い出を削除せずどんどん溜まっていく方。
クラウドサービスを使えば、必ずしもSDカードまで重視する必要はないかもしれませんが…
万が一のことも考えると、大容量で保存できるSDカードのほうがよさそうですよね。
ほぼ上位互換なのに、moto g52j 5Gのほうが安値
最終的にはここに行きつく方も多いでしょう。
カメラ性能以外のスペックが優れているにも関わらず、moto g52j 5Gのほうが安いこと。
- edge 20 FUSION⇒43,800円(税込)
- moto g52j 5G⇒39,800円(税込)
2022年6月末現在、ショップサイトによっては38,000円ほどで売られているedge 20 FUSIONもありますが、であれば1,000円追加してg52j 5Gを買うのが合理的。
いずれはFUSIONももっと値下がりする可能性はありますが、現時点ではg52j 5Gのほうがコスパは最強です。
edge 20 FUSIONのメリットは「カメラ画素数」のみ
比較をすればするほど、edge 20 FUSIONの存在価値が薄れていきそうですが…
事実として、FUSIONのメリットはその他機種のカメラを大きく上回る10,800万画素に限られてしまいます。
強いて言うならば、FUSIONは購入時にTypeCケーブルとチャージャーがついてくることでしょうか。
(g52j 5Gにはこれらがついてきません)
かゆいところには手が行き届いています。
ただ、ケーブルなどは後から購入もできますし…
そもそもカメラにこだわりがないのであれば、これはもう間違いなくg52j 5Gを選ぶしかありません。
何度も言いますが、edge 20 FUSIONがまったく使えないわけではありません。
基本スペックはそこらの安いスマホに比べたら段違いです。
ただ、上位互換+安値であるmoto g52j 5Gが出ている以上、劣る立ち位置にきてしまっています。
FUSIONを選ぶ理由は…やはりないのかもしれませんね。
カメラや値段こだわりがなければ、g52j 5Gを選ぼう
ということで、2022年にedge 20 FUSIONを買う理由があるかどうかについて、筆者なりの意見を述べてきました。
1つの結論は、「FUSIONを買うならg52j 5Gを買ったほうがコスパがいい」です。
10,800万画素カメラによっぽどのこだわりを感じないのであれば、FUSIONを選ぶ理由はほとんどありません。
値段が29,800円くらいまで落ちれば悩みどころかもですが…そこまで安くなるかも分からない以上は、g52j 5Gを買うのが得策です。
悩んでいる方の参考になれば。
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