Amazon Music UNLIMITEDのユーザーであれば、一度は「」で曲を聴いたことがあると思うが、こんな疑問を抱いたことはないだろうか?
「スマホ本体はドルビーアトモス対応ではない。Amazon Musicでドルビーアトモスに変えたら、ドルビーアトモス対応スマホで聴くときと同じ臨場感を楽しめるの?」
スマホの中にはドルビーアトモス対応の機種があるのはご存じのとおり。
設定でONにしたうえで、Amazon Musicで「ドルビーアトモス」にすればカンペキな臨場感を楽しめそうな気がする。
では、そもそもスマホ本体がドルビーアトモスに対応しておらず、だけどAmazon Music上でドルビーアトモスに変更した場合…
ドルビーアトモス対応スマホで聴くときとまったく同じ臨場感を得られるのだろうか?
今回はそのあたりについて、筆者が他サイトを見たり実際に検証した結果をお伝えする。
尚、筆者はその手の専門家ではないため、細かい解説ができないことはご承知願いたい。
あくまで検証の結果をお伝えするのみにとどめさせてもらう。
結論:ドルビーアトモス対応スマホのほうが臨場感は強くなる
前置きが長くなってしまったが、まず結論としては上記のとおりだ。
独自検証した結果、ドルビーアトモスが対応していないスマホよりも、対応しているスマホで曲を聴いたときのほうが、より臨場感を楽しむことができた。
ちなみに今回検証に用いたのは下記2台のスマホだ。
- ドルビーアトモス対応スマホ
⇒OPPO A5 2020 - ドルビーアトモス未対応スマホ
⇒モトローラ edge 20 FUSION
全体的なスペックはedge 20 FUSIONのほうが優れているものの、音楽の臨場感はドルビーアトモス対応のOPPO A5 2020のほうが強かった。
とは言っても、2台の臨場感の差は天と地ほど離れているわけではない。
むしろ検証中は何回もリピートして、ようやく「あ、やっぱりこっちのほうが音がダイナミックだ!」と気づくほど微々たるものだ。
そう考えると、今回の話題はあまり気にすることではないのかもしれない。
しかしながら、それでも音にこだわりがあって譲れないスマホユーザーもいるだろう。
知識は乏しいにせよ、筆者もその1人だから少しでも臨場感は強いほうがいい。
(未対応のedge 20 FUSION買ってしまったからしばらくお預けだが)
というわけで、臨場感をより楽しみたいのであれば「ドルビーアトモス対応スマホ」を選ぶことが必須となる。
Tips:スマホ本体のドルビーアトモスをONにするとおかしくなる?
これは今回の件について調べていたときに、とあるサイトに書かれていたことだ。
というのも、上図のようにスマホ本体のドルビーアトモス設定をONにすることで、Amazon Music側のドルビーアトモスと干渉して音がおかしくなってしまうというもの。
たしかにAmazon Musicでは、どのスマホでもドルビーアトモスを楽しめるようにアプリ内で自動調節するようにできている。
だから、スマホ側でさらにドルビーアトモスをONにすることで音が崩れてしまう理論はなるほど理解できる。
しかしながら実際に検証してみた結果、スマホ本体のドルビーアトモスをONにしたほうが臨場感あふれる音だったのは事実だ。
高い音から重低音までガツンと押し出てくる感じは何度も確認をしたので間違いはない。スマホ本体設定でのドルビーアトモスはONにしたほうがいい。
むしろそうでないと(OFFだと)ドルビーアトモス未対応のスマホとまったく同じになってしまうわけだから、実験結果について矛盾が生じてしまう。
ただいっぽうで、音がおかしくなってしまう設定の仕方があるのも事実。
たとえばOPPO A5 2020の場合、下図の「NG!」の枠内のイコライザーを選択すると明らかに音が悪くなるのが確認できた。
スマホ本体側でヘタな設定さえしなければ、ドルビーアトモスは「ON」でよいはずだ。
Tips:ドルビーアトモス対応スマホは何がある?
調べてみると、実に多くのメーカーよりドルビーアトモス対応スマホが販売されている。
例えば筆者が愛用しているモトローラであれば「moto g32」「moto g52j 5G」「edge 30 pro」が該当。
以前使用していたOPPOであれば「OPPO A5 2020」「OPPO Reno3 5G」「OPPO Find X3 Pro」などはドルビーアトモス対応だ。
ぜひ「〇〇(←好きなメーカー) ドルビーアトモス対応」などといたワードで検索してみてはいかがだろうか。
尚、基本的にドルビーアトモスを楽しむにはヘッドセット(イヤホン・ヘッドホン)が必要だ。
一部「ドルビーアトモス対応+ステレオスピーカー」で組まれたスマホであればヘッドセット不要で楽しめるが、ステレオスピーカーがないスマホも多くあるため、注意したいところ。
今回の検証方法
最後に、今回ドルビーアトモスの臨場感を検証した方法を記載しておく。
といっても特別なことはなにもしていない。ドルビーアトモス対応のOPPO A5 2020と、未対応のモトローラ edge 20 FUSIONでそれぞれAmazon Musicを開き、同じイヤホンで交互に聴いただけだ。
本当はそれぞれにイヤホンをつけて片方ずつ耳にセット、同時に再生して比べる予定だったが…
どうも2台同時に同じ曲を再生することはできないようで、しぶしぶ交互にチェックしている。
結果としてドルビーアトモス対応スマホのほうが臨場感が出ていたわけであるが、今後、もっとはっきりとした違いが分かる方法があった場合はこのページに追記していく予定だ。
臨場感を出すならドルビーアトモス対応のスマホがあるといい
今回このような検証をしようと思ったきっかけが、モトローラ「moto g32」がサウンドに特化したスマホだということで口コミ記事を書いていたことだ。
Dolby Atmosに対応しているから臨場感ある⇒でもAmazon Musicではどのスマホでもドルビーアトモスを楽しめる⇒対応スマホと未対応スマホの違いは何?
そんな流れで検証にいたった。
結果として、臨場感が最大限ほしいなら「ドルビーアトモス対応スマホ」が必要ということが分かったので、これにて一件落着。
数年後、スマホを買いかえるときはドルビーアトモスも視野に入れて検討していく次第だ。
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