スマホで音楽を聴いたり、動画を見るときに大切な「スピーカー」。
実はこれ、使うモデルによって性能(音の聞こえ方)がそこそこ変わってきます。
「まぁこんなもんだよね」というものから、「え、こんなにイイ音出るの?」と驚くものまで…実に様々。
そこで当ページでは、モトローラのスマホを使った音質検証結果をお伝えします。
とくに「音楽を高音質で楽しみたい!」という方は、ぜひチェックしてくださいね。
検証に使ったモトローラ3モデルを紹介
まずはじめに、今回検証で使用した3モデルを紹介していきます。
結果だけ見たい方はここをタップ!
- edge 40
⇒ステレオスピーカー
⇒Dolby Atmos® - edge 20 FUSION
⇒モノラルスピーカー - moto g13
⇒ステレオスピーカー
⇒Dolby Atmos®
edge 40|スリムボディと高い性能がウリの「ミドルハイ」クラス
今回の3モデルの中で一番性能がいいedge 40(2023/7発売)。
コンパクトで持ちやすく、かつ高機能でスペックも高いという優れものです。
オーディオ周りの環境は下記のとおり
- ステレオスピーカー内蔵
- Dolby Atmos®対応
また、スマホの性能をスコア化する「Antutuベンチマーク」の結果はこちら↓
edge 20 FUSION|高機能カメラ & 高画質の「ミドルレンジ」クラス
3モデルの中で2番目に位置するedge 20 FUSION(2021/10発売)。
普段づかいモデルでありながら、10,800万画素カメラと高画質ディスプレイが特徴です。
オーディオ周りの環境↓
- モノラルスピーカー内蔵
Antutuベンチマークで性能をスコア化した結果↓
moto g13|コスパ性に優れた普段づかい「エントリー」クラス
3つめは、今回一番スペックが控えめのmoto g13(2023/4発売)です。
エントリーモデルながら、そのコスパの良さが数多くのメディアで話題となりました。
オーディオ周りの環境は下記の通り↓
- ステレオスピーカー内蔵
- Dolby Atmos®対応
Antutuスコアはこちら↓
検証のポイント
次に、今回の音質検証でポイントにした部分を3つお伝えします。
(※比較するモデルや時間が増えたら、情報を追加していく予定です!)
ポイント①:音楽の聴きやすさを検証。重低音の拾い方にも注目
今回は、スマホから流す音楽の聴きやすさをポイントにしています。
具体的には、当ブログが以前公開した音楽記事の中にあるApple Music試聴バーを再生。
そこから流れてくる楽曲で「聴きやすい!」「普通かな」などと判断しています。
とくに、EDMで楽しめる重低音の聞こえ方は、スピーカーの性能を測るには大切な要素の1つです。
「ズンズン」と重く響く音がシャカシャカと軽くならないかどうか。
そういったところを当ブログなりに聴き分けました。
ポイント②:イコライザを「バスブースト」に設定
デフォルト設定ではなく、音楽を聴くときに適した設定に変更します。
まず、Dolby Atmosに対応しているedge 40とmoto g13の2モデル。
Dolby設定で[スマートオーディオ]を[音楽]に変更。
さらに、イコライザーを[Bass boost]に設定し、低い音も強調されるようにしました。
続いて、Dolby Atmos®非対応のedge 20 FUSION。
こちらもスピーカー設定自体は可能なので、同じくイコライザーを変更。
「バスパンチ」という名前でしたが、これが一番近い感じでした。
ポイント③:交互に同じ音楽を流して判断
今回対象のスマホ3台を並べ、順番に同じ音楽を流して聴きました。
比較するには、すべて同じ環境であることが大切です。
静かな部屋で、どれくらい音質に差が出るか比べました。
結論:3モデルの中で一番優れていたのは「edge 40」
ここまでの条件や設定を元に検証を行いました。
結果、音質はミドルハイクラス edge 40のスピーカーが一番クリアということが分かりました。
設定をバスブーストにすることで、ボーカルの歌声やEDM独特の重低音もはっきり出力。
全体の音量がわずかに落ちる傾向こそありましたが、スマホのスピーカーにありがちな“音割れ”がほとんどなく、聴いていて気持ちよい感じでした。
音をより遠くに飛ばすのではなく、スマホの内側にこもるようなイメージでしょうか。
外付けのスピーカーにつないだようなワクワクする感じを楽しめました。
さて、次に音質が良かったのはエントリーモデル moto g13です。
格安モデルということで大きな期待が持てなかったわりに、そこそこイイ音質でした。
moto g13のバスブースト設定は、edge 40とは違って音が周囲に広がっていく傾向。
ただDolby Atmos®の影響もあってか、ライブ空間にいるようなちょっとした臨場感が出ていました。
若干ながら重低音はちゃかちゃかした印象でしたが、音割れも少なく、ヘッドセットなしでも十分楽しめるのではないでしょうか。
そして、今回は少し影に隠れがちになってしまったedge 20 FUSION。
音が底面からしか出ないモノラルスピーカーで、かつDolby Atmos®非対応と、基本レベルです。
動画を見たりする分には不自由なく、音楽もそこまでこだわりがなければ問題はないでしょう。
ただし「キレイな音で楽しみたい」といったユーザーには不満が残りそう……。
検証では音が雑になってしまい、イコライザ設定をしてもedge 40やmoto g13のほうが音質は上。
そこそこいいモデルなだけに、スピーカー性能は惜しかったです。
「ステレオスピーカー」と「Dolby Atmos」の2つがあると音質はよさげ。あとはスマホの性能に左右。
今回の検証結果を改めてまとめると…
edge 40>>>>moto g13>>edge 20 FUSION
という結果で、edge 40の音質の良さが明るみになりました。
また、moto g13も性能は控えめながら、スピーカーの質はそこそこいいことも分かっています。
それらを含め、検証の結果から分かってきたことをまとめていきます。
「ステレオスピーカー」と「Dolby Atmos®」搭載モデルは、モノラルスピーカーより音質が優れる
音質が一番優れていたedge 40と、そこそこスピーカーの性能がよかったmoto g13。
この2モデルはどちらも「ステレオスピーカー」と「Dolby Atmos®」に対応しています。
底面からしか音が出ないモノラルスピーカーと違って、ステレオスピーカーはスマホの上下から音が出力。
音の広がりを実感しやすいメリットがあります。
また、Dolby設定があることで、音に臨場感や深みが出てくるのもポイント。
モノラルスピーカーも決して悪くはないのですが、ここ数年のモトローラスマホは、どれもステレオスピーカーとDolby Atmos®が搭載されています。
スマホを選ぶときは、この2つの機能はあったほうがいいかもしれませんね。
「ステレオスピーカー」と「Dolby Atmos®」搭載モデルでも、より高スペックのほうが音質が優れる
同じ機能を持ったスピーカーでしたが、edge 40とmoto g13を比べてみると、edge 40のほうが音質がクリアでした。
この違いは、やはり総合的な性能の差によるもだと考えられます。
スマホ紹介時に参考にした”Antutuスコア”を見ると……
edge 40の約77万点に対して、moto g13は約27万点。
その差はかなり開いており、音質に違いが出るのも理解できます。
ちなみに、性能の差はカメラ画質にも影響することが分かっています。
なので100%ではないにしても、同じステレオスピーカー&Dolby Atmos®対応モデルでも、より性能の高いほうが音質が優れる__
そんな風に考えておくと良さそうですね。
まとめ:音質重視なら「ステレオスピーカー」「Dolby Atmos®」「高性能」がそろったスマホを選ぶとヨシ!
モトローラを代表する3台のモデルを使って、スピーカーの性能をチェックしました。
もちろん今回の結果がすべてではありませんが、クリアな音が出るモデルは下記の3点が揃っている可能性が非常に高いです。
- ステレオスピーカー
- Dolby Atmos®対応
- 高性能プロセッサー
もし、音にこだわりたいと考えているのであれば、ぜひこの3点が揃ったモデルを選んでみてはいかがでしょうか。
お気軽にコメントどうぞ コメント欄がないとき⇒下にスクロール