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思考・考えごと

「安売りはダメ」という言葉の意味をはき違えていた。

最近、スーパーで値引シールが張られた納豆を見たときにハッと気づいたこと。

忘れないうちにこの記事に書き留めておく。

ここ数年、「安売りは絶対にダメ!」という言葉を聞く機会が多くなったと思う。

納豆の値引きシールを見ただけで、なぜそんな壮大な話になるのか私自身も不思議でならないが、まぁ気づいてしまったのだからしょうがない。

で、その「安売りダメ!」について

  1. 安売りで労働者の給料が増えなくなる
  2. 給料が増えない労働者は、モノを買うことが少なくなる
  3. モノを買ってもらうために、別の企業は安売りを始める
  4. その企業の労働者も給料が増えなくなる
  5. 1に戻り、負のスパイラルにハマる

私は経済に強い人間ではないので詳しいことは分からないが、たしかに安売りが経済力の低下につながるのはなんとなくでも理解できる。

私たちは「お金をいただくこと」にもっと自信を持ち、適正な料金をお客様からもらったほうがいいはずだ。

そして同時に、私が「安売り」について誤った認識を持ちかけていたことも思い出した。

最近になって、私の中で「安売り」についてはっきり明確化したことがあったので、この場で伝えたい。

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「安売り」にはいくつか種類がある

ここから先は、私が私なりに解釈したことを書いているだけで、世の中の常識を説いたものではない。

だから「それは違う」などといった批判はご遠慮いただければ私はハッピーだ。

さて、今回のテーマである「安売り」には、いくつか種類があると考えている。

それぞれに当てはまる単語が思い浮かばないので、シチュエーション別にみてみると

  • ジャンク品や廃盤を理由とした値引き
  • サービスを利用するための登録料や会費のサービス
  • 商品の定価そのものの値下げ

この3つだ。

1つずつ簡単に見ていこう

ケース1:ジャンクや廃盤を理由とした値引き

このケースは、おそらく私たちが一番身近に感じているかもしれない。

すごく分かりやすい例では、スーパーで売れ残った野菜やお刺身、揚げ物なんかの処分としての値引きだ。

最後まで誰にも買われずに廃棄するのは、売上的にも環境的にもいいイメージはないだろう。

また、例えばパッケージ変更によって、廃盤となる商品の処分もここに当たるだろう。

廃盤商品や、しおれた野菜など「置いといても売れないモノ」を安くして売るのはここにあたる。

ケース2:サービスを利用するための登録料や会費のサービス

次は、主にサブスクリプションタイプのサービスによくある光景だ。

私も利用しているAmazon Music Unlimitedもそうだし、動画配信サービスのHulu、また会員制の施設・店舗なんかもここにあたりそうだ。

会員登録してもらうために「〇ヵ月間は無料で使える!」といった、会費を一時的にサービスしたり、登録料や入会金のサービスもこのケースに含まれる。

「サービスが合わなかったら無料期間内に解約すればOK」

こういった文言が含まれるサービスは、ここ数年で多くなったのは実感できる。

ケース3:商品の定価そのものの値下げ

最後は商品の価格そのものを下げること。

「チーズバーガー140円を、来月から120円に変更する!」と言った価格改定がここに該当する。

そして、経済を衰退させてしまう「安売り」は主にこのケースだ。

どちらかというと今は「値上げ」が主流になっているから、ここ数年は特に見なくなったケースだと感じているが…いかがだろうか。
(とは言っても経済が良くない状況は続いているのだけれど)

一時的なサービスはOK、商品価格を下げるのはNG

私が納豆に貼られた値引きシールを見てハッとしたのは、まさにこれだ。

初月会費は無料です!」「入会金はいりません!」「お試し無料!

サブスクリプションタイプの商品における、こういった一時的なサービスは「安売り」とは言わない

これらは、サービス購入までのハードルを下げる販促活動の1つである。

もちろんよっぽど優秀な商品(施設)でなければ、メリハリをつけて販促しないと「無料が当たり前」となってしまう可能性があるわけだが、タイミングを間違えなければ問題ないだろう。

またケース1についても(しおれた野菜の値引きなど)、そうしないと売れないわけだから異論はない。

対して「300円のこの商品、今日から250円です!」といったように、商品価格そのものを下げる行為。

これは販促活動でもなんでもない安売りとなるため、このご時世ではNGとなる。

理由は前述しているが、やはり労働者の給料が増えないことが一番の理由だと思われる。

私たち労働者の給料が上がらないと、モノが買えなくなってしまう。

そうすると、モノを売る企業も価格を下げないと売れなくなってしまう。

そしてその企業の労働者も給料が増えず・・・という負のスパイラルにはまってしまうのだ。

ここまで読んで「え、そんなの当たり前だろ!何言ってんだよ!」と思っただろうか。

当たり前のことかもしれない。けど、私自身気づくのが大分遅くなってしまった。

本来は販促活動であるはずの「入会金無料!」や「会費1ヵ月無料!」を、「これって安売りだよね…」と勘違いし続けていたことが原因だろうと考えている。

キャンペーンは安売りではなく一時的なサービスであること。

商品やサービスの価格改定として値下げしなければ、「安売り」にはならない。

この辺りはしっかり覚えておこうと思う。

すべての値引き・値下げ・割引・サービスが悪いわけではない

もし、私と同じように「安売りはダメ!」についてフワッとしたイメージしか持っていなかったのであれば、ぜひ覚えておいて損はないだろう。

避けたいのは、単純に商品価格(定価)を下げて買ってもらおうとすること。

これは企業にとって険しい道のりを作ることになりかねない。安くするのではなく、付加価値を加えることを検討しよう。

その一方、キャンペーンとして一時的に値引きや割引きすることは「安売り」ではない、ということ。

むしろキャンペーンは、お客様に継続して商品を利用してもらうには欠かせない販促。

もちろんキャンペーンなしで集客できるなら、それに越したことはないが…

「お金をいただかないから…」と罪悪感を感じる必要はないため、タイミングを見計らって積極的に行いたい。

ということで、今回はこの辺で。

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