1953年、ロバート・L・ハイルブローナー著
『入門経済思想史 世俗の思想家たち』を読みました。
およそ500ページ。
読解力がないので、読み終えるまで2か月半くらいかかってしまいました。
しかも、ほとんど内容は覚えていないという始末。
ただ、読んでいて面白さを感じ、
「もっと経済の歴史について学びたいなぁ」と意欲が出てきました。
良書と巡り会えた記念として、このページで所感を残しておきます。
経済を学ぶ”教科書”にみちびいてくれたのは…
初めからこの本の存在を知っていたわけではありません。
とある本が『世俗の思想家たち』に導いてくれました。
とある本とは…↓
『金持ち父さんのキャッシュフロークワドラント』で著者が取り上げてた『入門経済思想史 世俗の思想家たち』を2ヶ月かけてゆっくり読んだ📖
まぁ、内容はさっぱり分からなかったんだけど…なんか楽しかったよね🔥
金持ち父さんも、なかなか捨てたもんじゃないね。
理解できる日がくるいいなぁ…— たくやき@ラーメン食べたい (@takuyakikun) November 10, 2021
『金持ち父さん貧乏父さん』で有名なロバート・キヨサキ氏。
その彼の自著『金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント』です。
キヨサキ氏は、このように述べています(注1)。
私が読んだ本の中で、とくにためになったのはロバート・ハイルブローナーのThe Worldly Philosophers(世俗の思想家たち)だ。
『国富論』を著したアダム・スミスにはじまり、歴史に残る偉大な経済学者・経済の専門家を取り上げたこの本は、BとIのクワドラントで活動したいと思っている人の必読書だ。
どうにかこうにか、会社員ではなく”B”(ビジネスオーナー)として生きたいと考えてます。
その延長線上で金持ち父さんの本に行き着いたわけですが…
まさか1冊の自己啓発書が、経済を学ぶための教科書を紹介してくれるとは。
これはとてもラッキーでした。
経済的に自立するためには、『世俗の思想家たち』のような教科書が必要です。
資本主義をうまく生きていくために、過去をのぞくことが大事だという声はよく聞かれます。
うろ覚えですが、かの偉大な投資家ウォーレン・バフェット氏。
彼は、車で有名なフォード社の昔の財務諸表を見たりしているらしいですね。
過去から学ぶという点では、経済もビジネスも同じなのでしょうか。
もっとたくさんの本を読んで学び続けたいですね。
アダム・スミス、カール・マルクス・・・有名な人物はおさえておきたい
『入門経済思想史 世俗の思想家たち』
この本の中では、偉大な経済学者や専門家の「思想」や「生い立ち」が描かれています。
- アダム・スミス
- カール・マルクス
- ソースタイン・ヴェブレン
- ケインズ
- シュンペーター
経済を学ぶ以上、少なくとも有名な人物はおさえたいところ。
上記だと、やはりスミスやマルクスでしょうか。
著者のハイルブローナー氏は、本の最後に「読書案内」としておすすめの本を残してくれてます。
カール・マルクスといえば『資本論』です。
第一巻が「最良の入門書」とのこと。
また、マルクスに関する新しい伝記を読むのなら
- マクラレン『マルクス伝』
- エドマンド・ウィルソン『フィンランド駅へ』
これらがおススメだとハイルブローナー氏は述べています。
ソースタイン・ヴェブレン(1857ー1929)は、この本で初めて知りました。
ただ経済界ではかなり有名な人物みたいです。
ヴェブレンの著書『有閑階級の理論』は、かなりクセがあって読みづらいとのことですが…
いずれ(私の読解力が上がったら…)は読んでみたい1冊。
ちなみに、今挙げた本をはじめとする数々は、かなり読解力が求められます。
私のような経済初心者は、心が折れてもなんら不思議ではないように思えます。
その一方で、やさしくかみ砕いてる本もあります。
たとえば、飲茶氏の『史上最強の哲学入門』
堅苦しい文章はいっさいありません。
スミスとマルクスのことなら、この本から学んでみてもいいでしょう。
千里の道も一歩より。
まずはどんなかんたんな本でも「読む」ことからスタートしていきましょう。
「分かった!」と思えるまで読み直します。
ロバート・L・ハイルブローナー
『入門経済思想史 世俗の思想家たち』
読んでみての感想などを書きました。
ほとんどの内容は理解できていません。
単純に「あ、経済の歴史っておもしろそう!」と感じたに過ぎません。
私の経済の学びは、まだスタートラインにも立っていないので…
まずは1歩ずつ、かんたんな本からでも学んでいけたらなぁと思います。
あと50回くらいは読み直すことになるでしょう。
“B”(ビジネスオーナー)へ進むための1つの過程として、経済をたくさん学びます。
経済の歴史…奥が深いです。
その人物がなにを考えていたのか?
そして、その人物がいたときの時代背景はどうだったのか?
いろいろな視点から学んでいきたいと思います。
注1)ロバート・キヨサキ. 『改訂版 金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント』. 筑摩書房. 2013年, 244P
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