「哲学を学んでみようかなぁ」と思ったときに、必ずピックアップされる本。
飲茶氏の『史上最強の哲学入門』を読みました。
個人的な感想は…
「これはマジで分かりやすい!」です。
哲学に興味を持ったら、まずこの本を読むことがスタート。
そう言っても過言ではないくらい、私たち一般人でも馴染みやすいと思いました。
難しい話なのに、スラスラ読めて分かりやすい!
哲学、経済学、心理学などなど…
なにか小難しい「学び」を体験するとき、いきなり玄人向けの本は選びません。
まずは「入門書」を読みますよね。
ですが、そんな「入門書」ですら、やたらめったら難しいと思うのは私だけでしょうか。
大学で使う「◯◯入門」のテキストなんて、まさにそう。
- むずかしい単語が多い
- ひとつの文章が長すぎて、頭に入ってこない
- そもそも文字が小さい
「入門」なのに上の3つがそろった日には、学びそのものを諦めてしまいがちです…。
しかし!!『史上最強の哲学入門』は本当にすごい!
私が出会った数々の入門書の中でも、ズバ抜けて「入門書」でした。
これ以上に初心者でも楽しく学べる入門書・・・絶対にないと思います↓
著者である飲茶氏が「グラップラー刃牙」を好んでおり、それをコンセプトにしているという側面もあるのですが、そうでなくても
- むずかしい単語がない
- 文章がスッキリしているのでスラスラ読める
- 説明がとても分かりやすい
など、とにかく読みやすさがハンパない!
スマホ世代である私たちでも、楽しみながら読めるんですよね。
また、ただ楽しいだけではありません。
「この人物について、もっと学びたい!」
「もっと哲学について知りたい!」
そんな風に、学ぶ意欲をかき立ててくれる存在でもあります。
私は、この本を読んだ後に
『入門経済思想史 世俗の思想家たち』という本を買いました。
まぁ難しいのなんの。
500ページという分厚さに加えて、難しい文章と小さすぎる文字。
「いったい何について語っているんだ!?」と、まったく内容が頭に入ってきません。
結果として、読み終えるまでにかかった期間は…およそ3か月。
しかも、学べたことは何1つありません。
コスパも悪ければ、タイパ(タイムパフォーマンス)も最悪です。
だけど、なぜかページをめくるのは楽しかったのです。
理解はできていないのに、なぜか静かなワクワクは止まりませんでした。
いったいなぜなのか?
おそらくそれは、『史上最強の哲学入門』を読んでいたからだと考えてます。
偉大な人物について分かりやすい解説があったからこそ
「もっと知りたい!学びたい!」
という意欲があったからこそ、難解な本でもページをめくれたのだと思っています。

初心者でも学びやすい
“史上最強”の教えがなければ、100ページやそこらで挫折してても不思議ではないのです。
だからこそ、今後もたくさんの哲学本を読んでいくつもりです。
「この人物は◯◯をして、◯◯な考え方を持っていて…」
そういった前提となる知識は、”史上最強”の入門書が教えてくれます。
その知識と、同じく湧き出てきた意欲があれば、他のどんな哲学本も学びに変わります。
「マジもうムリ…」という挫折は、なくなってくるのではないでしょうか。
過去の私には「絶対にこれは読んでおけ!」と伝えたいところです。
どんな偉大な人物について学びたいですか?
『史上最強の哲学入門』
私はこの素晴らしい入門書から、ぜひもっと学びたいと思う人物を見つけました。
- アダム・スミス(1723-1790)
- カール・マルクス(1818-1883)
- フェルディナン・ド・ソシュール(1857-1913)
の3名です。
アダム・スミスとカール・マルクスは、現在の経済に影響を与えた存在。
特に「資本主義」については、もっと学びたい(けど、難しくて挫折してた)分野の1つですね。
また、ソシュールは「存在とは何ぞや?」というそもそも論について哲学した人物。
読んで「わ!おもしろい!」と感じたので、もう少し深堀できたらと考えてます。
「これ、もっと学びたいな」
そんな風に視野を広げてくれる『史上最強の哲学入門』は最高におススメです。
2020年より湧き上がってきた(?)「哲学ブーム」。
ぜひこの一冊から、学びの一歩をふみ出してみてはいかがでしょうか。
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