サービス業や店舗運営において、売上アップは必須となるミッションですが……
- どうやって売上を伸ばせば良いかわからない
- がむしゃらに頑張っても売上が伸びない
- 知識やスキルを学びたくても、何を学べば良いかわからない
こういった悩みを抱えている方は多いものです。
そこで今回は、そんな悩みを抱えている方へ向けて
- 売れるモノの見極め方法
- 売れない商品の売り方
- 販売促進のマーケティング法
- ニーズの掴み方
売上アップに必要なエッセンスがまとめられた書籍を4冊ご紹介していきます。
ぜひご参考ください!
売上アップに役立つ4冊
ご紹介するのはこの4冊です。
(タップすると各書籍の紹介文に飛びます)
ちきりん『マーケット感覚を身につけよう』(ダイヤモンド社)
『マーケット感覚を身につけよう』をご紹介します。
- 売れるモノを見極めたい!
- 商品が売れる理由を知りたい!
そんな方におすすめの書籍です。
商品を販売して売上をアップさせるために必要な「マーケット感覚」
ちきりん氏が語る、このマーケット感覚とは……
「市場で売られているモノの価値を理解する能力」です。
たとえば車を販売する場合、下記のようにお客様によって価値や目的は違います。
- 家族と楽しい時間を過ごしたい
⇒ゆったりとした空間が魅力のファミリーカー - 女性にモテたい
⇒レクサスやBMWなど、ステータスを感じる高級車
このマーケット感覚を理解できていないと大変!
若い人は収入が少ないから
軽自動車をすすめてみよう!
このお客様は独身みたいだから
コンパクトカーが売れるかも!
このように、お客様が求める”価値”を取り違えたセールスを行ってしまいます。
さて、あなたのセールスはいかがですか?
「価値を売る」という視点でお客様に提案できているでしょうか?
お客様が求めているのは商品ではなく、その商品が持っている「価値」。
商品を購入することで、どんな未来が手に入るのか?
ここを価値として提供できれば、売上をグッと伸ばせるようになるでしょう。
本書では「マーケット感覚を身につける方法」が具体的に解説されています。
ぜひ読んでみてください。
川上徹也『売れないものを売る方法?そんなものがほんとにあるなら教えてください!』(SB新書)
2冊目は、コピーライターや著作家として活躍中の川上徹也氏が執筆の
『売れないものを売る方法? そんなものがほんとにあるなら教えてください!』
- 売れない商品の売り方に悩んでいる
- 既存製品の売れ行きに悩んでいる
という方におすすめです。
本書では「モノを変えずに売る方法」として、モノ以外に変化を持たせて売上アップを目指す7つの方法が解説されています。
- ウリを変える
- 売る時間を変える
- 売る場所を変える
- 売る人を変える
- 売る値段を変える
- 売る方法を変える
- 売る目的を変える
会社においては、決められた商品を販売するシーンがほとんど。
「売り方を変えて結果を出す」というポイントは非常に重要です。
1つ目の「ウリを変える」について、ジャパネットたかたの例を挙げてみましょう。
ビデオカメラという商品は変えずに、カメラを買うお客様へのアプローチを変えることで、大きく売上をアップさせた事例です。
親御さんをターゲットに、このようなキャッチコピーでカメラの販売を仕掛けました。
最近はビデオカメラがなくても、スマホで動画の撮影ができますよね。
でも上記のキャッチコピーを見ると「このビデオカメラと、あとはカメラスタンドもセットで買うか!」となるわけです。
まさに、商品は買えずに「ウリを変えた」という一例になります。
この他にも、過去にヒットした商品の成功事例が載っています。
売上アップに繋がる実践的な知識を学べますから、何度でも読み返したい1冊です。
佐藤義典『ドリルを売るには穴を売れ』(青春出版社)
3冊目は『ドリルを売るには穴を売れ』
まさに「マーケティング入門書」と言える書籍です。
- 販売や営業の基礎知識を学びたい!
- お客様の潜在的ニーズの捉え方を知りたい!
という方におすすめですよ。
「新人マーケターが、廃れそうなレストランをマーケティング」
というストーリーのもと、イメージを膨らませながら学べる構成になっています。
ここでのポイントは「商品によって生まれるベネフィット(価値)」
1冊目の「マーケット感覚を身につけよう」の内容とも共通しています。
例えば、あなたが工具のドリルを売っているとしましょう。
あなたが売っているものは「ドリル」そのもの。
しかし、お客様にとっての価値とは「ドリルが開ける穴」なんです。
お客様は、ドリルで開いた穴で何か目的を果たそうとしているんですね。
なのでドリルは1つの手段に過ぎないのです。
「マーケティング」という言葉は難しく考えられがち。
しかしシンプルに捉えれば
「お客様にとっての価値を売り、その対価としてお客様からお金をいただく」
ただこれだけのこと。
つまり、あなたが売りたい商品を使って「こんな価値が提供できます!」と、お客様がリアルに想像できるような提案や仕掛けができれば、自然とものが売れるようになるのです。
金沢景敏『超★営業思考』(ダイヤモンド社)
4冊目は”プルデンシャル生命でトップの成績を記録した営業マン”が書いた書籍
- 売上が伸びずに悩んでいる
- セールスのプロから学びたい
そんな方におすすめの書籍です。
営業職や店舗スタッフは商品を売ることが一番の仕事。
しかし「売ろう!売ろう!」と思うほど、なぜか売れなくなるものです。
あなたもそんな経験があるのではないでしょうか?
生命保険の営業でも「契約を取るぞ!」と意気込み過ぎると、お客様そっちのけで保険商品を勧めたり、契約に向けて話を進めてしまうのだそうです。
もちろんお客様の不信感は募るばかりで、結局契約には至らず。
ただ、そこで筆者は営業に対する考え方を変え、”お客様とのつながり”に軸を置きます。
契約ほしさの保険勧誘をスパッとやめたのです。
すると……なぜかどんどん売れ始めたのだとか。
物の価値を高めることは大切だし、売り方・見せ方のテクニックも確かに重要。
しかし最も売上をアップさせるのは「この人から買いたい」と思ってもらえる信頼関係の構築なのです。
店舗経営なら、お客様に商品の提案や説明をするのではなく、世間会話を投げかけてみるというのも良いやり方です。
こんにちは!
また来てくださったのですね。
ゆっくりしていってください!
こんな風に笑顔で話しかけてもらえたら、「自分のことを知ってくれているんだ!」と信頼度が増しますよね。
信頼という資産を積み上げることができれば、売上は自然とついてきます。
物を売るのをやめて「あなたから買いたい」と思ってもらえる関係作りをしましょう!というのが本質なのです。
物を売らずに信頼を積み上げる具体的な方法や、マインド面について書かれているので、何度も読み返しながら習慣にしたい1冊です。
まとめ
売上アップに役立つおすすめの4冊をご紹介しました。
すべての書籍に共通しているのは、商品を売ろうとすることではなく
- お客様が求める価値をお伝えする
- 商品を手に入れた後にどんな価値が得られるのかをお伝えする
- そもそも売らずに信頼関係を築いて、この人から買いたい!と思ってもらう
といったセールスの本質です。
今回ご紹介した書籍には、より詳しいエッセンスが詰まっています。
ぜひ手にとってみてくださいね。
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