「あぁ…中を見たいのに足が動かない…」
「今日はやめて、今度また人が少なそうなときに行こうかな…」
本当は1日でも早く入会して、トレーニングやスタジオプログラムを楽しみたいのに…
だけど、スポーツジム(クラブ)の中から溢れてくる”入りづらい雰囲気”に圧倒されて緊張、最初の一歩が踏み出せない。
ジム慣れしている方なら問題ないのですが、意外と多い(かもしれない)ジム初入店の方にとっては「魔界」に近い感じがすることでしょう。
なので今回は、そんなジムの見学を躊躇してしまう理由について私なりに考えてみました
見学する前に緊張してしまう3つの理由
ジムのスタッフとして見学にきたお客様を対応していると、緊張している、もしくはオドオド落ち着かない様子の方もちらほら見受けられます。
そして、不安気な姿を間近で見て思うのは
- 知り合いにバッタリ会わないかな…
- こんなところに私が入っても大丈夫なの?
- めんどくさい勧誘をされないかな…
こんな出来事にちょっとした恐れを抱いているのではないか?ということです。
他にもあるかもしれませんが、この3点について順番に見ていきましょう。
知り合いに偶然会ってしまう可能性があるから
ジムでお客様の見学対応をしているとき、以下のようなシチュエーションに遭遇することがあります。

次にこちらのエリアなんですけども…

ん?おっ?!あれ~?!

あ…どうも(苦笑)

あ!お知り合いでしたか!

どうしたの~?!ジム通うの~?

は、はい…!ちょっと見学してて…(苦笑)
会社の同僚・部下と上司の関係・昔の同級生など関係は様々ですが、バッタリ会って「あらあら!」なんていう感じ。
そして、この状況下での会話や雰囲気の違いは多岐に渡ります。
私の経験上、「おー!ここ通ってるんですね!」なんてお互いテンションが上がり、見学者の方も入会につながるケースとしてありますが…
しかし一方では、先ほどの例のように「あぁ…知ってる人に会いたくはなかったなぁ…」と感じてしまう方も割と見受けられました。
知っている人…特に勤めている会社関係の人に会いたくない、と考える見学者が多い印象です。
確かに、会社にプライベートを持ち込みたくない方も大勢いらっしゃるでしょうから、それこそジムでバッタリ会うなんてたまったもんじゃありませんよね。
例え会社で一緒に仕事をする仲と言えど、それはそれ。
ですから、家族や心を許せる親友ならまだしも、会社や学校等で携わる”知り合い”程度の人に、異なる場所で会うことで「自分のプライベート(生活)を覗かれてしまいそうだから」という意味で緊張するのだと思います。
最も、簡単に言えば「恥ずかしい」という理由。
ジム入会の敷居が高く感じてしまうから
ジムに入会して楽しく運動をしてみたい!
しかし、テレビのCMやバラエティ番組でジムの話題を目にすると、誰もが羨むボディを兼ね備えた美男美女ばかり。
インスタグラムなんかでも、キレイに鍛え上げられた肉体を自撮りする方が多いですよね。
ただ、それ故にジムに入会するハードルが上がっているのも事実だと思っています。
よく「痩せてからじゃないと入会できないんだろうか」などといった悩みも見かけますし、他にも「しっかりとしたブランドもののウェアを揃えてから」とか「筋肉をある程度つけてから」とか…
メディアの影響もあるにせよ、自ずと敷居を高くしているケースも十分に考えられます。

こんな体型じゃ、ジムに通えないのかしら…?

しっかり引き締めて、かっこよく見える服を用意しないとだめなの?
「私なんかが見学(入会)していいの?」
“場違い”そう思ってしまうと、入会はおろか見学すらも躊躇してしまうほど緊張するのかもしれません。
これも1つ目同様に「恥ずかしいから」と簡単に置き換えることができます。
めんどくさい勧誘をされるかもしれないから
見学を希望する方の中には、ご来館早々に以下の発言をすることもあります。

“今日はお金がないので“見学だけさせてくださいませんか?

“入会はまだですけど”見学してみたいです

“とりあえず見学だけ“したいんですけども
「今日は入会しないよ」という意思表示が込められた発言。
もしかしたら、本当にお金を持っていないことも考えられますし、他に検討しているジムがあるかもしれません。
また、これらの発言をする際に「緊張しているか」どうかも一概に「YES」とは言い難い部分があります。
しかし、もし緊張しているのだとしたら…それは「めんどくさい勧誘をされるのではないか?」と只ならぬ不安を感じているのかもしれません。
ジムのスタッフは見学対応の最後で

本日ご入会はいかがなさいますか?
と質問しますが、仮に見学をして「ここはやめておこう」と判断し、「今回は入会しません」と発した際に

いやいや、入会するなら今しかないですよ?いいんですか?こんなに素晴らしいジムなのにホントに損ですよ?
など…定かではありませんが、所謂「押し売り」をされるのでは?とイメージしがちに思えるのです。
事実、そんなバカらしい勧誘をするスポーツジムなんて、今の時代考えにくいですが…
どうしても「見学する=入会しないとダメ」という固定観念のようなものを引きずっている場合も十分にあり得ます。
「とにかく押し付けるように勧誘されて、めんどくさいやり取りになるかもしれない…」
断ることで良心が痛みやすい方からしてみれば、そのイメージ故に見学に対して緊張するのは無理もありません。
実際に見学・入会してから方向転換してみるのも〇
スポーツジムの見学をしてみたいけど、なんだか緊張してしまう不安要素を3つ取り上げてみました。
当てはまるものはあったでしょうか。
1つ言えることとしては、挙げた原因はそれぞれ実現したわけではなく、また事実ではありません。
- 知り合いに会うかも⇒まだ会ったわけではない
- 敷居が高い⇒実際は高くない
- 勧誘が怖い⇒まだ勧誘されたわけではないし、そんなひどいジムはない
ですから、まずは緊張しても不安があっても問題ないので、まず一歩「見学してみたい」とスタッフに声をかけてほしいと思います。
まだ見ぬスポーツジムの世界が、フィットネスが、あなたを待っていますからね!
コメント