
なんでバイトはシフトに
協力してくれないんだ?
(社員として)お店で働いていると、シフト作成に頭を抱えてしまうことは多々あります。
しかし一歩引いて考えてみると、そこにはバイトがシフトに入らない原因があり…
また、どうすればシフトに協力的になってくれるかという対処法もあると思います。
このページでは、バイトがシフトに入らない理由と対処法を、私が体験したエピソードを交えながらお伝えしていきます。
シフト作成に悩んでいる方の参考になれば幸いです。
100%問題が解決するわけではありません。
原因①:シフトを自分1人だけで作成している

ヤバイ…
この日のシフト全然うまらない…

どうしよ…
とりあえず〇〇さんと〇〇さんに連絡して…

うそ~~ん!
誰もここ入れないじゃん…
アルバイトの「その日は入れません」と、上司から「シフト早く作って!」の板挟み。
プレッシャーがかかる中、ボヤきながらシフトを作っていたことが何度もありました。
また、そんなときは決まって

とにかく早く!
シフトを作らなきゃ!
と、他の仕事やバイトとのやりとりもそっちのけ。
PCとにらめっこしているときがほとんどです。
ですが、これこそが落とし穴。
シフトを”1人で作る”ことが、バイトがシフトに入らない原因となっていたのです。
(※もちろん、シフト表自体は1人で作りますが)
焦りによるピリピリした感情のおかげで、私とアルバイトたちとの間に壁ができていました。
【これで解決!】未完成でも完成にしてアルバイトに見せてみる
「仕事はカンペキ(100%)を目指す必要はない。60%でもOK!」
といった言葉をよく見かけませんか?
シフト作成だって、まさにその通りです。
60%完成したら、一度オープンにしてみてはいかがでしょうか。
つまり「みんなでシフトを作る」という提案です。
具体的には、シフトを完璧に仕上げてから見せるのではなく…
穴があっても公開して、そこからアルバイトと一緒に埋めていくのです。
自分1人で悩むより、ずっと楽な方法だと思います。
【体験談】シフトはみんなで作ったほうがいい

シフトなんてもう知らない!
いろいろと限界がきていた私は、シフト作成を始めてから2年後に吹っ切れました。

穴だらけだけど…
まぁいっか!
未完成のシフトを公開して全員にアナウンス。
大体シフトを組んだら「できたよ」と言って”放り投げる”ようにしてみました。

もっとテキトーにやろう!
テキトーが一番!
いつもならカンペキでないと気が済まない私。
ですが、このときに初めて「仕事は60%でOK」の大切さに気付きます。

あ!この日なら私入れます!

自分ここなら入れますよ!
わらわらと寄ってくるアルバイトの学生たち。
なんと自ら、率先してシフトに協力してくれるようになったのです。
もちろん全員ではありません。
各々の事情により、入れ(ら)ないアルバイトもいます。
しかしそれでも、見違えるほど協力してくれるようになったのも事実。
中には、「絶対この子はシフト協力ないよな…」という子が

あ、ここ入りましょうか?
と、思わず驚いてしまう発言をすることも。
(これは本当にうれしかった)

あれ…?
なんかシフト埋まってきた…
最初は中々受け入れることができません。
でも、自然と埋まったシフトを見て気づきました。
私はひとりで抱えこみ過ぎていました。
勝手にシフト作成に苦しんで、勝手にピリピリして…
そんな雰囲気の悪い社員がいて、どうしてバイトの子たちは協力しようと思いますか?
みんな本当は、もっと働いてもいいと思っています。
シフトに協力したいと考えている子は、たくさんいるんですね。
しかし自分の「変なプライド」や「責任感」が、アルバイトの意欲をそいでいたみたいです。
お店の運営をしていると、シフトも含めてどんなことでも

「管理」しなくちゃ!
と、「自分がなんとかしなくては」と躍起になってしまいます。
ただ、それでは悪循環を避けられません。
本当に大切なのは、アルバイトと一緒に運営していくことです。
私がすっかり見落としていたところです。
気づけたのは本当にラッキーでした。
原因②:グループLINEを多用していませんか?
グループLINEを作成しているところはたくさんあると思います。
もちろん全員が毎日出勤するわけではないので、かんたんな情報共有としての投稿は問題ないでしょう。
ただし、シフトに入れる・入れないの相談をグループLINEで行うのは控えたほうがよいかもしれません。
後述しますが、一番は「本人に直接お願いをする」オーソドックスな方法です。
理由は実にシンプルで、グループLINEでのシフト相談は
- 「誰かがシフトに入ってくれるだろう」という心理が生まれてしまう
- そもそも、お願いをする立場としての方法(礼儀)ではない
です。
経験上、まったく意味がなかったわけではありません。

LINE
〇月×日なんですが
どなたかシフト入れますか?
と投げたところ、心優しいスタッフから「入れます」とLINEが返ってくることもありました。
ですが、そんなことは稀で、大体は「無理」か「既読スルー」に落ちつきます。
当然ですよね?
たった1回のメッセージで解決させようとするシフト担当者です。

誰でもいいから
とりあえずシフト埋まればOK!
という、明らかにアルバイトスタッフを下に見ている感じなのですから。
グループLINEでのシフト相談はやめましょう。
【これで解決!】直接相談する ≧ LINEで相談
前述のように、アルバイトからシフトの協力をもらうには直接本人と話す。
お願いをする身としての最低限の礼儀であるように思います。
一方、グループではなく、1人のアルバイトスタッフと1対1でLINEをする場合はどうでしょうか?
直接顔を合わせての相談ではないけれど、個人間でのLINEのやり取りはOKかNGか。
これも経験則に過ぎませんが…直接相談と同じくらいの頻度で「この日は入れます」と返事をもらうことができます。
もちろん「無理です…」という返事も多いですが…
それでもグループラインに比べるとみんな協力的な姿勢を見せてくれます。
ただ、1対1がOKだからと言って、LINEでのコミュニケーションに重きをおくのは要注意。
「礼儀」という側面から見れば、直接相談が良いのはもちろんです。
あくまで「中々シフトがかぶらない」など、仕方ない理由があるときのLINE。
そうでない場合は、本人としっかり顔を合わせて話すように心がけましょう。
まとめ:アルバイトがシフトに入らなくなる2つの理由
- シフトを自分1人だけで作っている
⇒アルバイトを巻き込んで作ったほうがうまくいくかもしれません。 - グループLINEでシフト相談
⇒お願いするのに立場など関係ありません。礼儀を持って相談しましょう。
参考になれば幸いです。
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