このページでは、セル内に「0」を表示しないようにする方法を2つお伝えします。
下図、黄色で塗りつぶしてあるセルの数字「0」を非表示にしてみましょう。
方法①:【条件付き書式】で文字を見えなくする
数字「0」の書式を変更して物理的に見えなくする方法です。
まず「0」が含まれているセル範囲を選択。
[ホーム]⇒[条件付き書式]⇒[新しいルール]の順に進めます。
[指定の値を含むセルだけを書式設定]を選択
[セルの値]を[次の値に等しい]にして、[0]を入力。
そして[書式]をクリックします。
次の画面で[フォント]から文字色を変更します。
対象のセルと同じ色にしますので、セルの塗りつぶしがなければ文字色は白。
もしセルを黄色に塗りつぶしているなら、文字色も黄色に変更。
その後[OK]を押します。
最後にもう一度[OK]を押せば、セル内の「0」が見えなくなるはずです。
数字の「0」が消えました。
正確には、数字が消えたわけではなく文字色が変わっただけ。
セルの色を変更すると…「0」が確認できます。
【条件付き書式】のデメリット
数字の「0」を表示させない方法として、【条件付き書式】で文字色を変更するのはとても簡単ですが…
デメリットとして、セルと同じ色にしているにも関わらず、印刷したときにうっすらと数字が見えてしまいます。
必ずそうなるとは限りませんが、経験上、会社にある印刷機でも写ってしまうことが多々ありました。
「ファイルの印刷はせず、データのみ」という場合は条件付き書式で良いでしょう。
一方、印刷が前提なら次の「数式で0を空白処理にする」やり方がおススメかもしれません。
方法②:数式で「0」を表示させないようにする
文字の装飾はせず、表計算ソフトらしく数式で「0」を消す方法です。
別で数字を反映させるデータベースがあれば、数式を入力してみましょう。
下図では、セルB4にセルB9の値を反映させますが
セルB9が0だった場合に空白(“”)になるよう数式を入れています。
=IF(B9=0,"",B9) 'もしB9の値が0だったらB4は空白("")に。 '0じゃなかったらB9の値をB4へ入力。
このようにすれば、用紙に印刷をしても「0」は見えないままです。
数式で「0」を空白処理するデメリット
空白(“”)が入ることで、計算がうまくいかなくなる(=エラーで返される)ケースがあります。
単純に「0」を表示させないようにしたいのであれば問題ないですが、空白(“”)セルを含んだ計算をする際は注意が必要です。
その辺りはまた別の機会に紹介できればと思います。
まとめ:数字の0を表示しないようにする方法
- 【条件付き書式】を使って文字の色を変える
- 数式を使って「0」を空白(“”)にする
2つの方法をご紹介しました。
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