心療内科(精神科?)でもらった「抑うつ」の診断書。
これはとても心強い書類です。
しかし、私自身がそうだったように
会社が診断書をもらってくれるかどうかは、やり取り次第です。
すんなりと「休職していいよ」とはならないケースもあるので…
ぜひ覚えておきましょう。
診察~会社との一連のやり取りなどを
1つの備忘録として残しておくことにします。
抑うつと診断されるも、休職をしぶられた話
2022年9月某日。
私は「抑うつ」ということで診断書を出していただきました。

残業や休日出勤が続いたせいもあって
- たまに胸が締め付けられるような感じ
- 笑顔になれない
- 勤務中は頭がぽけーっとしてる
- 集中力がない
- 仕事のやる気が起きない
しばらくこんな状態が続いていた私。
そして、これらの症状があることを伝えたら
「少し休みますか?」と心療の先生から打診されました。
「ハイ」と返答したら
「じゃあ明日から2週間休みましょうか」ということで即決。
「え?そんなすぐに休めるの?」
と、人手不足などチラついて疑問だったのですが…
「まぁ、人手不足は経営者の責任ですからね」
「たくやきさんが悩むことではありませんよ」
と言ってくださって、ソワソワしながらも少し胸が軽くなりました。
その後、3,000円ほど払って診断書をもらい
病院を出て、さっそく会社に電話しました。
しかし、ここで思いもよらぬアクシデント。
休職したい旨を伝えたところ、会社のNo,3から言われました。
「ほんとにダメなら仕方ないけど…
今までいた同じような人は、それでも働いてたからさ」
遠回しに「ダメ」と言われてしまいました。
開いた口がふさがらないとはまさにこのこと。
「抑うつって休職できないんだ…」とショックでした。
心の中で「ぽきっ」と何かが折れたような感じ。
そして、なんとか気持ちを保ちつつ
ネットで調べた結果、そこで理解したのは…
抑うつの診断書に強制力はないらしい。
ということ。
私は専門家ではないので
「こうだよ」と断言はできませんが。
ネットで調べてみたところ
会社側は、場合によって社員の休職の申し出を断っても法律上問題はない
みたいなことが書いてありました。
なので休職が認められないことも十分あり得ます。
というか、抑うつと診断された私が休めてないという事実。
もちろん抑うつとはいえ、休職しないと仕事になりません。
思慮分別できる会社であれば
うつの人間が休まず働き続けることは、経営に響きます。
だからこそ、会社が積極的に休職をOKするケースもあるでしょう。
いや、むしろそれが合理的です。
ですが、それは会社の規模がそれなりのところに限った話であって。
いつも人手不足で苦しい会社では
やすやすとOKは出してくれないみたいです。
取締役からも休職をしぶられてしまった
翌日、気分が低迷する中で出勤したとき
会社の取締役の人間から、このように言われました。
「もし必要なら、○○さんみたいに
契約社員として週4日で働いてもいいよ」
「ちなみに、前うちで働いていた□□という人は、
君と同じ状態で薬飲みながら仕事していたこともあってね」
ここでも、気分が悪くなってしまいました。
取締役の発言について、ここでとやかく言うつもりはありませんが…
休職の申し出を堂々としぶる会社もあるんだと学んだ1日でした。
でも…「勇気を出せれば」休職はできる
「2週間は休みが必要」という診断書をもらったのに
それでも、私は出勤することになってしまいました。
しかしいっぽうで、
これもネットの情報や、あとはTwitterで助言いただいたのですが
しぶられたからと言って
必ずしも休職できないわけじゃないんです。
勇気を出して「休みます」と言えば、休めるんですよね。
休もう!あなたは本当にキツイんです。自分が壊れていくのを防ぎましょう。言いづらい「休みます」の一言を言う。まずはそれが回復への一歩です。まずは休もう。
— ガボット on Elm Street. (@gavotte106) September 15, 2022
お気持ちよくわかります。でも最後に自分を守るのは自分自身です。決して会社は守ってくれないですから。
— そら@行政書士試験 (@sorano_curtain) September 15, 2022
これは当たり前の話なんですが…
私は、上の人間から休職が「ダメ」と言われたわけではなく
「どうしてもだめならいいけど」
と、選択肢は一応与えられてました。
休むチャンスはあったんです。
ただ、私はその前後の
「前にいた□□さんは~」のくだりで折れてしまいました。
「あぁ…やっぱりみんな働いてるんだよな…」
と半ばあきらめてしまったんです。
これは痛恨のミスかなぁと反省しています。
自分を大切にできていなかったと心から思います。
あきらめずに「私は休みたいです!」
と勇気を出して言えば、休めていました。
ほんとうに残念です。
もし、私と同じような方がこの記事にたどりついたなら…
ぜひ「休まないと仕事になりません」
と、会社の人間に伝えてくださいね。
その勇気があなたの人生を左右することになるので…
診断書は必ず受け取ってもらえるわけではない
ということで…
たとえ病院から出た診断書だったとしても
会社が休職を100%受理するかは分からない!
そんな悲しい現実を
1つのエピソードといっしょにお伝えしてきました。
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