「カリスマ」という言葉があります。
“カリスマ美容師”や”カリスマ経営者”などと呼ばれることから、イメージとしては【なんかすごい人】といったところでしょうか。
さて、では「カリスマ」とは一体、どんな意味を持っているのか。
【なんかすごい人】ではなく、もっと正確に表現するとどうなるのか。
2021年8月
とあるインフルエンサーの炎上をきっかけに、再度「カリスマ」について思いを巡らせたくなったので、ブログ記事に残します。
インフルエンサーに見る「カリスマ性」
2021年8月
有名インフルエンサーDaiGo氏の、特定の人たちに対する差別的発言が炎上しました。
(すでに鎮火したものと思われるので詳しい内容は省略)
ただ、私の関心は炎上そのものだけにとどまりません。
Twitterに飛び交った、「なるほど」と思わせるツイートの数々も。
ひろゆきにしても、DaiGoにしても、僕から見ると知的態度においてヤバい人という感じがすごいのだが、彼らが「頭のいい人」の代表として通用する界隈がある、ということになんかすごい分断があるんだろうなと思う(それがなんなのかを僕は知ることができないが
— べとりん (@piyoketa) August 13, 2021
彼らを「頭のいい人」の代表として捉えている人たちがどのようなニーズ・世界観に住んでいるのか、ということを無視して議論をしてもしょうがないんだろうなと思うと、僕は何も言えないなと思う
— べとりん (@piyoketa) August 13, 2021
日本という国が「彼ら以下」なのだと思います。私たちの低い民度を彼らがミラーとして正確に反映しています。
— UISGDI(無免許) (@uisgdi) August 12, 2021
これらのツイートを眺めている内に、私の中でふつふつと「カリスマ」の文字が。
炎上そのものは関係ないのですが、インフルエンサーとして注目を集める彼らのカリスマ性には考えさせられます。
そして冒頭で書いたとおり、彼らのカリスマ性とはいったい何なのか?
「カリスマ」とは、かみ砕いていくとどんな言葉になるのでしょうか。
私が23歳のときに衝撃を受けた、あるアニメの1シーンが教えてくれます。
アニメ『PSYCHO-PASS』に学ぶ「カリスマ」の定義
近未来SFアニメ『PSYCHO-PASS』
(残虐な描写もあるため、それに弱い方は注意)
凶悪な犯罪者を追う主人公らに、とある人物が投げかけたセリフが分かりやすい。
カリスマ性には三つの要素がある。
「英雄的・預言者的資質」あるいは「一緒にいて気持ちがいいという、シンプルな空間演出能力」
そして、「あらゆることを雄弁に語るための知性」
その人物によると、この3つの内、どれか1つでも当てはまれば「カリスマ」であるらしい。
(ちなみに、このアニメの第一期に登場する凶悪犯罪者は、すべての要素を含んでいるとのこと)
さて、いかがなものでしょうか。
DaiGo氏を含む、昨今もてはやされているインフルエンサーたちは、なんとなく当てはまっているような気もします。
あくまで「カリスマ」の定義に当てはまっているのでは?と思っているだけです。
例えば、2ちゃんねる創設者のひろゆき氏に至っては
- 一緒にいて気持ちがいいという、シンプルな空間演出能力
⇒ずばっと”論破”したと思えば、弱者には優しくて共感されやすい - あらゆることを雄弁に語るための知性
⇒視聴者からの質問に対する答え方はまさに…
このように、要素を兼ね備えているようにも思えます。
他のインフルエンサーに関しても、似たような印象がありますがどうでしょうか。
特に最近は、インフルエンサーと視聴者が、オンライン上でつながれる環境が整っています。
「あの人とコミュニケーションが取れる!」「自分の声が届く!」というワクワク感は、より一層、彼らをカリスマ化させていくとも考えられそうです。
しかしながら、カリスマに関するこの理論(3つの要素)はあくまでアニメの話であって、100%鵜呑みにはできません。
他の視点からも「カリスマ」について調べていく必要がありそうですね。
「カリスマ」について読んでみたい本
端的でしたが、有名インフルエンサーの炎上を機に「カリスマ」について巡らせた考えを記事にしてみました。
…とは言ったものの、アニメ『PSYCHO-PASS』をおススメしたいという欲望があったのも事実です。
「読書したい!」と思えるほど知的なシーンもあり、もちろんアニメとしても楽しめるので、ぜひご覧になってみてはいかがでしょうか。
また「カリスマ」に関する本をかんたんに探ってみた結果
- 『直観力~カリスマの条件~』
- 『カリスマ入門』
なるタイトルを発見したので、随時読んで感想を書いていきたいと考えています。
「カリスマ」に限らず、何かおススメのタイトルがあれば、ぜひ教えていただけますと幸いです。
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