経済・思想・哲学読書感想

【読書感想】「死」とは何か?その先には何があるのか?

シェリー・ケーガン著『DEATH 「死とは何か」』

この本を買ったのは2019年だったと思います。

一度読んでからは本棚にしまったままでしたが…

2022年9月、yahoo!に掲載の「死の体験旅行」というイベントの記事を見たとき

私の中にあるエピソードといっしょに、この本が頭をよぎりました。

なにかのめぐりあわせでしょうか。

とてもいい機会なので、ブログ記事として残しておこうと思います。

前半は私のエピソード。

後半は「死」についての私の考えをかんたんに述べています。

尚、「死」の真の答えを見つけたわけでも、ここにそのヒントを書いたわけでもありません。

ノウハウ記事でないこと、ご承知ください。

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「死」にまつわる、私のエピソード

「死」とイメージしたときに、頭に出てくるいくつかのエピソード。

その中でも、私の中に刻まれた2つの体験が強く残っています。

少々怪しい感じもする話ですが…

いくらかはヒントになるかもしれないので、紹介していきます。

祖父の死と、守護霊のシステム

「守護霊のシステム」をご存じですか??

いや、これは私も身内に聞いた話にすぎないのですが…

86歳で旅立った、祖父のこと。

火葬の前日に、私の妹(けっこう”見える”体質)に会いにきたようです。

夢の中で。

祖父の隣には、守護霊ナビゲートさんがいたそう。

ナビゲーターの方は、祖父は、祖父が一番かわいがっていた孫に”つきたい”と。

私のいとこの守護霊となりたいと。

でもナビゲーター曰く、守護霊界隈でそれは不可能らしいです。

1人の人間につけるのは、1人の守護霊のみ。

あいにく、いとこには曽祖父がすでに”ついていた”らしく…

妹曰く、祖父は少し残念そうにしていたんだとか。

話はそこで終わっています。

祖父はその後、誰の守護霊となったのかは分からずじまいです。

妻を導いていた「キツネ」の正体

もう1つのエピソードは、妻の心臓が止まりかけたときのこと。

退院の前に、妻がポロっとこんなことを言いました。

「頭がキツネ、そこから下が人間の”何か”に連れられて歩いてた」

「でも、途中で名前を呼ぶ声がきこえて。振り返ったら病院にいた」

と。

果たして、これは何を意味するのでしょうか。

キツネはあまりいい意味ではないらしいですが…。

ただ、稲荷神社には石造りのキツネがあって、

神様のつかいとされていることは有名な話です。

妻は元気に過ごしているので、とくに気にすることもなくなっています。

ただキツネについては、考えさせられますね。

「死ぬ」とはどういうことなのか??

誤解のないように言っておきます。

今回この記事のきっかけとなった『DEATH 「死とは何か」』

決してオカルトチックな、バラエティ系の本ではありません。

もっと哲学的に「死」を追求した、非常に勉強になる本です。

きっかけは何にせよ「死」について学びたいと思ったら、必読となるでしょう。

ただいっぽうでは、私の実体験ではないにしても

オカルトチックな現象を間近で見聞きしたからには、そういうオカルト的方面から考えてもよさそうな気もします。

「死」とはなんなのか??

良いことでも、悪いことでもない??

これは、いわゆる自己啓発やスピリチュアル系から取った知識です。

まず、世の中のすべてのことに対する「良い」「悪い」という評価。

これはその人が勝手に「良い」「悪い」と決めつけているだけであって

そのモノや出来事には、何の意味もないという定説です。

たしかに、コップ半分の水を見て

「まだこんなにある」と思うか

「もうこれしかない」と思うか

みたいに、人によって意見は分かれますよね。

そしてこれは、「死」に対しても同じように言えるのかもしれません。

「死」そのものは、良いことでも悪いことでもなく…

あくまで「死」という現象があるだけと位置付けることはできます。

もちろん人間は感情的な生き物。

特に身内の死は悲しいことであり、同時に、キレイにあの世へ送り出す習わしもあります。

そういった点では、岡田斗司夫さんの言っていることも然り。

金儲けではない純粋な宗教や占いは、どうしても必要になってきます。

宗教は信じるべきか?(YouTube)

ディズニー映画『リメンバー・ミー』でも、宗教に絡んだシーンが見られますよね。

「死」と宗教や感情的なものは、やはり隣り合わせです。

しかし、個人的な感情をひとまず置いておいて…

「死」はもう少しフラットな現象だと考えることも、できなくはないと思います。

「元の場所に帰る」ということ

ここでもまた、スピリチュアルな話になってしまうのですが…
(そういう話が大好きなもので…)

私たちは、私たちの”魂”は、「死」を通してその役目を終えると

宇宙の果てか、さらにその向こう側か、1つの集合体に戻っていくと。

もちろんその集合体に実体はなく、意識の集まり、振動(波動)の集まりです。

そして魂が戻ると、また1つの魂が現世に降りてくるという説もあるようですね。

かなりざっくりした説明ですが…詳しくは下記の本が面白く読めます↓

⇒『あの世に聞いた、この世の仕組み

⇒『神様とのおしゃべり

また、私たちはすべて1つの存在だと教えてくれる「ワンネス」という概念もあります。

⇒『ワンネスの扉

この世の中における肉体の「死」は、もちろんさまざまな感情を湧かせます。

だからこそ、宗教や占いといった類も100%否定できません。

そしてもう一方の、肉体を超えたもっと広い見方として

「死」はフラットである、と考えることもできなくはない。

たしかに肉体はなくなるけれど、”魂”は永遠で

人の死をもって、はるか彼方にある集合体へと帰っていく。

集合体の意味まで考えてしまうと、まだまだ知識不足のためチンプンカンプン。

うまい説明ができそうにありません。

ですが、もし集合体への再統合という考え方が1つの正解であるならば…

妻を導いていたキツネ人も、宗教的に見るキツネも、

「良い」「悪い」で見ることがなかなか難しくなってきます。

いや、それでも私たちは、肉体の死への感情をコントロールできるとは思えません。

「死」は恐れるものであり、悪の側面もあわせ持っています。

ただ、「帰るだけ」「戻るだけ」という考え方があるのだとしたら…

人類がいまだ解明できていない”あの世とこの世の境目”であったり

“肉体と魂の関係”が、私たちの想像を超えるほど神秘的なものであるならば…

肉体の痛みだとか、他に考えることはあるにせよ

私たちが頭で考えているほどせまい領域ではないのかもしれませんね。

「死」にまつわるエピソードはありますか??

そんなこんなで、具体的に本の内容にはふれず

私自身の体験や考えを中心にお伝えしてきました。

もっと勉強して、知識がついたら追記していこうと思います。

さて、あなたの「死」に対するエピソードや考えはなんですか??

もしよければ下のコメント欄で教えてください!

心よりお待ちしています!!

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